身長

骨端線は病院の何科で調べるの?身長の伸びしろを知るために有効なレントゲンの費用って?

効果的に少しでも身長を伸ばす方法を調べている、低身長や伸び止まりに悩んでいる方ならよく目にしているはずのワードのひとつに「骨端線(こつたんせん)」が挙げられます。

「骨端線がなくなると身長が伸びなくなる」という事実があるため、身長がほぼ伸びなくなっている年齢の場合、この骨端線の有無をチェックしたいがためにレントゲン撮影を希望されることもあるようです。

というのもこの骨端線は軟骨の集合体のため、レントゲンで撮影するとその軟骨部分だけが映らず、まるで骨折しているかのように線状の空洞になって見えるから。

骨端線

しかし身長の伸びしろが気になるために、骨端線があるかないかを調べにレントゲンを撮る場合、病院の「何科」に行けばよいのでしょうか。またレントゲンの撮影料はどれくらい掛かってしまうのか……、気になりますよね。

そこで基本的な骨端線についての説明と、骨端線の有無を調べるために必要な情報についてまとめました。

骨が作られるシステムについて

まずは骨が成長する仕組みについて説明します。

骨には「破骨細胞」という名前通り、古い骨の細胞を破壊する細胞が存在します。破骨細胞は酵素や酸を使って、古い骨にあるカルシウムやコラーゲンを溶かします。

このような骨を溶かす細胞が存在する理由は、古い骨を「新しく丈夫でしなやかな骨」へと生まれ変わらせるためです。古い骨がいつまでも残っていては、やがてもろい骨へとなってしまいます。そのためこのように、古い骨を壊す(厳密には溶かす)細胞が必要なのです。

また破骨細胞によって溶け出た古い骨のカルシウムは、血液に乗って全身へと運ばれる機能もあるのです。

骨を破壊する細胞があるのならば、新しい骨の生産・再生を促す細胞も当然ながら存在します。この再生させる細胞を「骨芽細胞」と言います。この骨芽細胞は、骨の土台であるコラーゲンを生成し、タンパク質を付着させます。そのタンパク質に、血中のカルシウムが付着し、新しい骨へと変わるのです。

骨端線で軟骨が増える!?

では次に、骨端線について話を戻します。

骨端線(別名「成長線」)とは身長が伸びる成長期の子供の骨の両端部分に見られる、(通常の硬い骨とは異なり)軟骨が集まった部分を指します。

この軟骨部分にもまた、先述した破骨細胞と骨芽細胞が存在します。しかし成長期の場合は破骨細胞よりも「骨芽細胞」の方が活動量が多く、活発に新しい骨を生産していきます。

破壊よりも生産のほうが活動量が勝る、ということは骨端線部分の軟骨量が増えるということです。そして増えた軟骨は骨化し、大人の硬い骨へと変わります。

このようにして骨端線部分で骨は長く伸び、つまりは「身長が伸びる」ことにつながるのです。

大人と子供の手のレントゲン

※ちなみに30代以降からは破骨細胞の活動が骨芽細胞の活動量に追いつき、40代以降からは破骨細胞の活動量のほうが上回るため、年齢が高くなるほどに骨粗しょう症など骨がもろくなるリスクが高くなります。

骨端線は何歳まであるの?

この「軟骨が増殖して骨が長く成長する」部分である骨端線は、何歳まで存在するのでしょうか。

一般的には「男子17~8歳」「女子15~6歳」とされていますが、成長スピードなどは個人差があるため、前後数年の差異があります。

またまれにですが、男性で25歳、女性で22歳ごろまで骨端線が残っているケースもあります。

骨端線は何科で調べる?レントゲン撮影料は?

では骨端線がまだ骨に残っているかどうかを確認するためにレントゲンを撮りたい場合、病院の何科に行けば良いのでしょうか。

まず12歳までの場合は、無難に「小児科」に行くのが良いでしょう。なぜなら12歳までの成長期において身長に伸び悩みがある場合は、単純に「骨端線の有無」のみならず、別の原因を探る必要があるからです。

たとえば「骨の増殖を促す成長ホルモンの分泌に問題はないか」「生活習慣に問題はないか」「その他、なにかしら別の疾患が原因ではないか」というような、成長に付随する問題点を調べ、検査する可能性が高いといえるでしょう。

※小児科は15歳までが対象です。

次に中学生以上の場合は、「整形外科」にて調べるのが良いでしょう。

ただし骨に痛みがあるなどの異常がない限り、単純に骨端線の有無を知りたいだけでは、レントゲン撮影を拒否される可能性はあります。なぜなら骨端線閉鎖は成長過程のひとつであり疾患ではないため、その有無を見るだけでは医療行為としてみなされないからです。

この「医療行為とはみなされない」という点は、レントゲンの撮影料にも関わってきます。もしも疾患の可能性を検査する名目ならば、レントゲンは保険適用となります。しかしそうでない場合は「保険適用外」となってしまうからです。

レントゲン室

通常、レントゲン撮影は1枚につき1,000円程度。保険適用ならば3割負担となります。これに画像診断料などが加算されますが、保険適用外の場合でも10,000円弱と推測できます。

しかし上記の料金はあくまで目安のため、骨端線の確認を目的とするレントゲン撮影が可能かどうか、またその際の料金については、事前に病院にてご確認ください。

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