身長

身長を伸ばすのに欠かせない「必須アミノ酸」ってどんな成分?外から取り入れてグングン身長を伸ばそう!

成長期の子供の身長を伸ばすために必要な3大要素――「良質な睡眠」「適度な運動」「栄養素」。これらの重要性は、子供やご自身の低身長に関して不安やコンプレックなど、ネガティブな感情をお持ちの方ならよくご存じのことと思います。

お弁当

しかし睡眠や運動はある程度こころがければ対策しやすいものの、「栄養素」はあまりに範囲が広く、なにをどれだけ取り入れれば良いのか漠然とし過ぎていると感じる方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、栄養素のなかでも特に「身長を伸ばす」ことを目的にした場合、意識的に多く摂取して頂きたい成分について、ご説明していきます。

タンパク質とアミノ酸の関係

人間の身体については、タンパク質を抜きにして語ることはできません。というのも、髪や爪といった末端部分から体内の筋肉、血管など、ヒトの身体を構成する全ての部位にタンパク質が使用されており、正常な機能(=健康)を維持し生命を保つためには、タンパク質不足という事態を避けなくてはいけないほどだからです。

「それじゃあ成長期の子供の身体を健康的に作り、身長をグングンと伸ばすためにはタンパク質が必要なの?」と、タンパク質、つまりはプロテインを取り入れればよいかというと、そうではありません。実はタンパク質はアミノ酸が数十万、数百万と集まった集合体――そのためタンパク質はアミノ酸に分解されてから腸で吸収される仕組みになっているのです。

したがってタンパク質よりもアミノ酸を食事やサプリメントから摂取するほうが体内に吸収されやすく、効率的にその効果を得ることができると言えます。

必須アミノ酸と非必須アミノ酸

「タンパク質」「アミノ酸」とは、それぞれ1つの成分の名称ではありません。人間の身体は10万種類以上ものタンパク質でできており、さらにそれらのタンパク質は20種類のアミノ酸(自然会には約500種類存在する)が様々に組み合わさって出来上がっているのです。

それら20種類のアミノ酸のうち、さらにそのうちの11種類は体内で生成することができます。この自らの体内で作り出せるアミノ酸を「非必須アミノ酸」と呼びます。残りの9種類のアミノ酸は、体内で作り出せないため、「必須アミノ酸」と呼びます。

【必須アミノ酸】

バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、スレオニン、リジン

【非必須アミノ酸】
アラニン、グルタミン、グルタミン酸、アルギニン、アスパラギン酸、アスパラギン、システイン、プロリン、グリシン、セリン、チロシン

アルギニンと必須アミノ酸

ただしここで問題があります。上述した「非必須アミノ酸」は、大人の身体に関して言えることであり、身体機能が未熟な成長期の子供の身体では、(ほぼ)作り出せない非必須アミノ酸があるのです。

それは「アルギニン」。そのためアルギニンは子供に関しては、「必須アミノ酸」(もしくは「準必須アミノ酸」)に分類されます。

そしてこのアルギニンこそが、子供の身長を伸ばすのに欠かせないアミノ酸なのです。

身長と成長ホルモンの関係

アルギニンとは、1886年にマメ科植物「ルピナス」の芽から発見されたアミノ酸です。マメ科植物から発見されたことからも推測できるように、アルギニンを含む食品の代表例には大豆や高野豆腐が挙げられます(その他、鶏肉など)。

大豆製品

アルギニンは筋肉組織の強化や免疫力の促進など、大人においても生命を正常に維持し生きるために重要な役割を果たしています。が、成長期の子供への影響という面では、一番に「身長の伸び」と「成長ホルモン」との関係で注目を浴びているのです。

成長ホルモンの働き

身長が伸びるためには、骨、特に足の長骨(大腿骨、脛骨、腓骨)が伸びなくてはいけません。そして骨が伸びるためには、骨の両端近くにある軟骨部分がどんどんと増殖し、大人の骨として固まらないといけません。その成長段階にある軟骨が集まっている部分を「骨端線」と呼び、既に成長しきって身長が伸びなくなると、軟骨部分がなくなったということを意味するため、この骨端線も消えてしまいます。

ではなぜこの骨の軟骨部分は増殖するのでしょうか。それは成長ホルモンが機能するからです。成長ホルモンとは脳の下の方にある「脳下垂体(のうかすいたい)」から分泌されるホルモンのひとつ。

成人後も成長ホルモンは分泌されており、代謝・新陳代謝の促進などを司っています。しかし成長期の子供の場合、成長ホルモンの役割は「骨の成長」に関して比重が大きくかかっていると言えます。

※低身長疾患のひとつに「成長ホルモン分泌不全性低身長症」があります。

必須アミノ酸アルギニンの摂取方法

以上のように「骨の増殖=身長の伸び」と直結する成長ホルモンの分泌に、さらに関わっているのが先述の必須アミノ酸「アルギニン」です。

アルギニンは骨の成長の根本原因となる「成長ホルモンの分泌」を促進する作用があるため、成長期の子供の身長の伸びを左右すると言っても過言ではないほどの成分です。

笑顔の女の子

しかしアルギニンは、1日にかなりの量を摂取しなくてはその作用を存分には発揮できません。しかし通常の食事だけでは十分な量はまかなえないため、成長期の子供にこそ、サプリメントで必須アミノ酸アルギニンを体内に取り入れ、身長の伸びをサポートする必要があるといえるでしょう。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

「ベテランママ」の身長新着記事

新着記事をもっと見る