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日本人の平均身長が高くなっている!? 高身長の理由を知って効果的に身長を伸ばそう!

どうにかして身長を伸ばしたいと願いつつも、ご両親の身長が低い場合は「がんばっても親より少し背が高くなるぐらいかな……」なんて内心あきらめてしまっているお子さん、いらっしゃいますよね。

メジャー

一般的に「身長=遺伝で決まる」という思い込みが根強く広まっているため、自分自身や子供の低身長に悩んでいたり成長速度に不安がある場合、「遺伝」を原因に求めてしまうことも少なくないはず。しかし実は、日本人の平均身長は年々高くなっています。つまり、前の世代に比べて、身長は高くなる傾向が見られるのです。

しかしここで疑問が湧きます――そもそもなぜ日本人の平均身長は高くなっているのでしょうか? そこで、日本人の平均身長が高くなっている理由を知ることで、身長を伸ばすコツを把握しましょう。

男女別、平均身長の推移をチェック!

まず、2016年度の男女年齢別平均身長と、66年前の1950年度の男女年齢別平均身長を挙げます。
※文部科学省「学校保健統計調査」より

昭和25年(1950年)度男子の平均身長
・ 6 歳(小学校1年生):108.6cm
・12歳(中学校1年生):136.0cm
・15歳(高校1年生):154.8cm
・17歳(高校3年生):161.8cm

平成28年(2016年)度男子の平均身長
・ 6歳 (小学校1年生):116.5cm
・12歳(中学校1年生):152.7cm
・15歳(高校1年生):168.3cm
・17歳(高校3年生):170.7cm

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昭和25年(1950年)度女子の平均身長
・ 6歳 (小学校1年生):107.8cm
・12歳(中学校1年生):137.3cm
・15歳(高校1年生):150.2cm
・17歳(高校3年生):152.7cm

平成28年(2016年)女子の平均身長
・ 6歳 (小学校1年生):115.6cm
・12歳(中学校1年生):151.9cm
・15歳(高校1年生):157.1cm
・17歳(高校3年生):157.9cm

男女ともに6歳の時点から約8cmの差があり、成長のほぼ終了時期と言える17歳の時点で、男子では約9cmもの差が出ています。

「66年の差」と言えばほぼ「祖父母と孫」の年齢差。それだけの年数で9cmも(平均では)身長が伸びているということは、やはり遺伝だけで身長の伸びは決まらないことが分かります。

低身長時代と食料不足

世界的に見ると、日本男性の平均身長の高さ順位は2016年の時点で「45位」。ちなみに1位はオランダ、2位はモンテネグロ、3位デンマークと続き、上位はヨーロッパ諸国が占めています。

複数の国旗イメージ

この日本の順位を意外と高いと見るか低いと見るかは個人によりますが、数十年前と比べると順位は上がっていると言われています。

ではなぜ日本人の平均身長は上がってきているのでしょうか。その鍵はヨーロッパにおける「低身長の時代」に隠されています。

ヨーロッパにおいても、15世紀~19世紀半ばまでは男性の平均身長が160cm代であり、低身長の時期が続いていたと言われています。その理由として挙げられるのが「農作物の不作」。その時代は「小氷期(ミニ氷河期)」と呼ばれる地球規模での寒冷(気温が低い)時期であり、その影響で農作物が実りにくく、必然的に「食料不足」の状態が続いていました。

特に厳冬の時期は飢饉が各地で発生しており、慢性的な栄養失調、栄養不足の状態を人々は抱えていたと推測できます。

ということは、身長が伸びるのも伸び悩むのも、摂取すべき「栄養素」の量が大きく左右していると判断できるのです。

身長の差と栄養素

先程の「1950年度」と「2016年度」との日本人の平均身長の差の原因においても、「栄養面での大きな差異」が考えられます。

第二次世界大戦が終ったのが1945年。そのため1950年度に6~17歳であった子供たちは戦争中に生まれたり成長期を通過して育った世代です。そのため食料不足による栄養摂取量の低さが推測できます。

反面2016年度で6~17歳の子供たちは、まさに食文化が欧米化している現代日本で生まれ育っている世代。60年前と比べて、お米、野菜、魚を中心とした昔からの和食よりも、肉類や卵、乳製品の多い洋食を食べる割合が格段に多くなっていることが、身長もしくは体格の成長速度を促進させているのです。

では昔の日本人と比べて現代日本人が多く摂取している、身長が伸びる要因となっている代表的栄養素「タンパク質」について、見ていきましょう。

タンパク質と身長の関係

3大栄養素のひとつである「タンパク質」(残りは「炭水化物」「脂質」)は、人間の生命維持活動に欠かすことのできないエネルギー源です。タンパク質は約20種類のアミノ酸で作らており、そのうちの9種類は体内で合成できないために外から摂取しなくていけない「必須アミノ酸」に分類されています。

タンパク質は身体の約半分の部位を構成しており、骨の形成にも大きく関わっています。というのも、タンパク質(アミノ酸)は骨を伸ばす働きがある「成長ホルモン」の分泌を促進させる作用があるからです。

肉類やチーズなどの乳製品には「動物性タンパク質」が多く含まれ、さらには必須アミノ酸をバランスよく摂取できる利点があります。しかし肉類から「動物性タンパク質」ばかりを摂取していると、内臓に負担がかかりやすく、またカロリーオーバーにもなって肥満の原因に。

「肥満」は身長を伸びにくくする原因のひとつでもあるため、身長を伸ばしたいためにタンパク質を多く摂取するなら、本末転倒な結果になってしまうため要注意です。

そのため同じ動物性タンパク質を摂取するならば「魚」から取り、これらのリスクを避けるのがおすすめ。さらには大豆類などに含まれる「植物性タンパク質」もバランスよく取ることで、カロリーを抑えつつタンパク質を摂取しましょう。

食生活を見直して栄養素を取り入れて!

日本人の平均身長が伸びていると聞くと、現在成長期まっただ中の子供の身長もグングン伸びるかのように期待してしまいます。しかし「伸びている」のはあくまで平均身長であり、なにもせずに平均を越えるかどうかは全くの未知数です。

お弁当

身長を伸ばすには「栄養素」「睡眠」「運動」が必須。まずは子供の食生活を見直して、骨を伸ばすための栄養素をバランスよく摂取できているか、ご家族みんなで気をつけましょう!

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