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子供の反抗期は成長の証? 思春期と重なる反抗期はなぜくるの? 反抗期の子供に親はどう対処するべき?

子育て中の親御さんたちにとって、子供との関係でお悩みになることは日常茶飯事。特に反抗期をむかえた子供を抱えるご家庭では、日々どのように親子関係を築いていくのかは、難しい問題になっているかもしれません。

思春期の子どもたち

しかしそもそも「反抗期」とは、必要な時期なのでしょうか。また、この反抗期における子供の言動には、どのような意味が隠れているのでしょうか。

反抗期は2~3度起こる

子供の反抗期は2度、もしくは3度訪れると言われています。

1度目は2歳ごろの時期です(この幼児期に起こる反抗期は「第一次反抗期」と呼ばれます)。この時期、子供は「自分」と「他者」の違いを認識し始めます。

そして一番近い存在である他者の親(保護者)とは異なる「自我」をアピールするために、「イヤイヤ」を繰り返し、すべてを自分の思うようにしたいと身体をめいっぱい使って表現します。

2度目は小学生の時期ですが、これは3度目の反抗期でもある「第二次性徴期」、つまり「思春期」とも重なるため、これらの時期を分けるなら、「反抗期は3度」とカウントでき、同時期とするなら「反抗期は2度」となります。

思春期に起こる変化

「思春期」と聞くと、一般的には中高生のイメージがありますが、実は男子で11歳頃、女子で10歳頃からが思春期の始まりとされています。思春期の終了時期は男子で18歳頃、女子で17歳頃ですが、思春期の始まりも終わりも、ともに個人差があります。

思春期の時期は「第二次性徴期」とも呼ばれます。身体的には子供から大人になるために、身体の各部位が成長し変化します。

この身体の大人への変化には、性ホルモンの分泌が関わっています。第二次性徴期になると、男女ともに脳の下垂体という部位から、性腺刺激ホルモンが分泌されます。

その性腺刺激ホルモンが「男子の場合、精巣」「女子の場合、卵巣」を刺激し、性ホルモン(男性ホルモン、女性ホルモンと呼ばれる)を発生させることで、男女の異なる身体の成長が起こるのです。

性ホルモンが与える不安定さ

男子の場合は声変わりが始まります。またヒゲや体毛が生え出し、精巣が発達します。女子の場合も体毛が生え出します。胸が発達し、月経が始まります。

中高生の男女

さらに先述した性ホルモンは、子供に身体的な変化を与えるだけではなく、心を揺り動かして不安定にもします。ホルモンバランスの不安定さは気持ちの不安定にもつながるのです。

ただでさえ身体の変化は他人と比較したり、比較されたりといった対象になりやすく、学校内での人間関係などに影響を与えます。また身体が大人に向かって変化することに心がついていかず、(ホルモンバランスと相まって)感情の起伏が激しくなったり、ネガティブな考えにとらわれてしまうこともあります。

これらのような「心と身体のアンバランスさ・不安定さ」が反抗期となって、一番近い存在である親に向かって投げつけられるのです。

反抗期は親離れの一歩

ではなぜ親に反抗をする、という行動に反抗期の子供は出るのでしょうか。

まず一言で「反抗期」とは言っても、子供によって反抗行動は様々です。単純に親の言うことを無視し、親の指示とは反対のことをあえて行ったり、親と必要以上には話をしなくなったりすることが多いようです。

しかし中には暴力的な言動に出たり、引きこもったり、反対に家に遅くまで帰らなくなったりと、親との関係性をうまく家庭内で維持できず、極端な言動で自己の存在意義を模索することもあります。

しかしこれらの反抗期の言動は、決して親のことを嫌っているからではありません――言い換えれば「親離れ」「巣立ち」「独り立ち」の一歩を踏み出した、と捉えられるのです。

親は得てして、子供を自分の分身のように思いがちです。しかし当たり前ですが、どれほど愛している子供であろうとも、親とは別の人生を生きる別人格であり、他者なのです。

そしてまた、今現在に属している生活環境や社会の価値観、大きくは世界情勢までもが異なっています。各家庭内でのルールや価値観があるのは間違いではありませんが、親の考えだけを一方的に「正義」にしてしまうと、親とは異なるコミュニティに属する子供は何が正しいのか分からなくなり、混乱していまいます。

そして「反抗期」という、親離れの道を歩み出すのです。

反抗期の子供の心

では反抗期は「成長の証」として受け入れ、子供に干渉しないほうが良いのでしょうか。難しいのですが、反抗期の時期とは「子供と大人の間を揺れ動いている時期」です。そのため、自立心が芽生えるとともに、まだまだ親に甘えたい、愛されたい、という気持ちもあります。

そのためあまりに子供を放置していると、激しい反抗や諍いというものが親子間で発生しない代わりに、子供が「親にとって自分はどうでもいい存在なんだ」と愛情不足になり、自分自身の価値を認められないまま社会に出ることになります。するとその後、他人との関係上でも「自分は価値のない人間なんだ」と、卑下し続けるようになります。

反抗期は子供から大人になる通過点

思春期、反抗期の子供とのコミュニケーションに悩む親は少なくありません。しかし反抗期は大人になるための必要な通過点であり、成長に欠かせない段階なのです。

中学生親子

そのため親も過剰に縛り付けようとするのではなく、しかし見放すのではなく、子供の自立心や選択を尊重しつつ見守ることを心がけてみてはいかがでしょうか。

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