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第二次性徴期(成長期)は大人への成長のサイン!男子と女子で身体の変化の特徴はどこに出るの?

子供を育てているとその成長には目を見張るものがあります。そのなかでも10代に差し掛かる前後の時期は、心も身体も変化を遂げつつあり、子供自身も親も戸惑うことが多くあるようです。

小学生の親子

この時期は「第二次性徴期」と呼び、男子と女子で身体が大人に近づく時期。そのため性別によって大きく異なる変化が起こるのは当然のことなのですが、意外にどのような変化が子供の身体に起こるのか、把握できている親御さんは多くないのが現状です。

そのためここでは、子供の健全な成長のサインである「第二次性徴期」の変化の特徴について、ご説明します。

第二次性徴期は何歳で始まるの?

まず「性徴」という言葉についてご説明します。

性徴とは「性別による身体の特徴」を意味します。「第一次性徴」は生まれながらに見られる外見上の性差(卵巣、精巣、陰茎など)を指しますが、成長過程において「第二次性徴期」を迎えると、子供は大人のからだへ――つまりは「生殖能力を有する身体」へと変化していきます。

第二次性徴期が始まる年齢は、男子でおよそ9~14歳、女子でおよそ10~14歳とされていますが、発育速度などには個人差があるため、年齢には多少の前後があります。なお、この第二次性徴期が始まった時期から終了した時期を、医学的に「思春期」としています。

第二次性徴期と性腺刺激ホルモンの関係

第二次性徴期が始まるきっかけは「性腺刺激ホルモン」の大量放出です。男女ともに、性腺刺激ホルモンには「黄体化(おうたいか)ホルモン」「卵胞刺激(らんぽうしげき)ホルモン」の2種類が存在します。

これら2種類の性腺刺激ホルモンは、第二次性徴期前にも脳下垂体から分泌されているものの、神経内分泌因子などの作用により少量に留まっています。しかし体重増加など(正確な仕組みは解明されていません)のきっかけにより、徐々に分泌量が増加し、第二次性徴が始まるとされています。

男子における第二次性徴期の特徴

では第二次性徴期に入った男子の身体では、どのような変化が起こるのでしょうか。
※成長の順序などは個人差があるため、一般的な変化を以下に挙げます。

まず性器が成長をし、大きくなります。このような変化があると子供本人は戸惑い、他人と比較して思い悩むこともあります。しかし大きさや形、成長速度はあくまで個人差があるため、明らかな異常(炎症、痛みなど)がなければ通常の成長であると安心させてあげましょう。

次に体毛(脚、脇、ひげ、胸など)、陰毛が生え、濃くなります。これは男性ホルモンの影響が大きくなったことを意味します。また男性ホルモンは体毛を濃く太く発生させるだけでなく、皮脂の分泌も促します。そのためこの時期には、いわゆる「思春期ニキビ」も発生しやすくなります。

10代の男の子

※男性ホルモンは少量ながら女性の体内でも分泌されています。

次に精通が起こります。これにはかなり年齢差がありますが、10代後半であっても遅すぎることはありません。このことによって「大人の生殖能力のある身体」へと成長していることが明らかとなります。

ただしこれは「正常な身体の変化」であっても、子供にとっては不安や恐怖、羞恥心など負の感情を起こす原因となることがあります。そのため親御さんは追い打ちをかけるような事は言わないようにしてあげましょう。

そしておよそ12~3歳からは、声変わりが始まります。骨格が変化することによって、頭の周辺にある筋肉を使った発声法から胸の筋肉を使った発声法へと変化し、声が低くなります。

しかし声変わりの最初の時期は、発声法がうまく移行できていないために声が思うように出ないこともあります。その際に無理な負荷をのどぼとけにかけると、後々かすれた声などになってしまうこともあるため、声変わり期に無理に発声しないように注意しましょう。

身体全体としては骨格や筋肉の付き方が変わり、筋肉質でゴツゴツとした大人の男性の雰囲気へと変わっていくのです。

女子における第二次性徴期の特徴

では第二次性徴期に入った女子の身体では、どのような変化が起こるのでしょうか。
※成長の順序などは個人差があるため、一般的な変化を以下に挙げます。

まず胸が女性の乳房へと成長し、大きく膨らみます。その際に痛みが発生することありますが、我慢できないほどの痛みで無い限りは発達過程で起こることのため、問題視する必要はありません。

次に男子と同じく、陰毛やワキ毛が生えてきます。ただし男子のように全身の体毛が濃く太くなることはほぼありません。

次に初潮が起きますが、その前に予兆としておりものが分泌されるようになります。これもまた男子と同じく発生時期にはかなり年齢差があり、10代後半であっても遅すぎることはありません。このことによって「大人の生殖能力のある身体」へと成長していることが明らかとなります。

身体全体としては、乳房の発達とウエストのくびれの発生、また皮下脂肪がつくために、女性らしい丸みを帯びたフォルムへと変化します。

第二次性徴期には個人差がある

男子、女子ともに第二次性徴期(思春期)を迎えると、その後の身長の伸びは「男子で約25cm、女子で約22cm」とほぼ決まっています。

そのため「第二次性徴期が早い方が成長が早くて良い」ということはなく、また「周囲の子供と比べて第二次性徴期が遅い」からと過度に不安になる必要もないのです。

思春期の男女

成長スピードには個人差があることを理解した上で、子供たちの第二次性徴期の変化における不安や戸惑い、またそれに伴う精神的不安定さを、親御さんをはじめ大人が余裕をもって見守ってあげたいものですね。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

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