身長

身長が伸びなくなる前に起こる身体のサインって?思春期に注意しなくてはいけない習慣って何?

子供だったら自然と身長が伸びるはず……。そんな風に思い込んでいたら、いつの間にか低身長のままで伸びなくなっていた! そんな後悔をしている身長コンプレックスのある大人の方、いらっしゃいますよね。

悩む青年

自分の子供には身長が止まる前に、少しでも身長が伸びる対策をしてあげたいと願っているかと思います。が、そもそも身長の伸びはいつ止まりだすのか、ご存じですか?

身長が伸びなくなる時期は人によって様々。ですが身長が伸びなくなる前に起こる身体のサインを知っていれば、今日からの伸長対策方法も変わってくるのではないでしょうか。そこで身長が伸びなくなる前にはどのような身体的変化が起こるのか、以下にご紹介します。

身長が伸びるピークはいつ?

「成長期」と聞くと、ずっと身長が伸び続けているイメージがします。しかし身長の伸び率が大きい時期は2回だけ。1回目は生まれた直後からの1年間で、この時期はなんとおよそ2倍にも身長が伸びます。その次に大きく身長が伸びるのが、「思春期」と呼ばれる時期なのです。

「思春期」と聞くと多くの方が「中学生ぐらい」かと思われるでしょう。なぜなら中学生あたりから、男子なら声変わり、女子なら初潮など、男女ともに身体的な変化が顕著になるからです。しかし実際の思春期はもっと以前から始まっており、先述の身体的変化が始まった時にはすでに「思春期後期」に入っているのです。

では思春期とは何歳ごろから始まるのでしょうか。平均的には男子でおよそ11歳、女子でおよそ10歳とされています(個人差があります)。この思春期は約5年間続くとされています。

そして急激に身長が伸びるピークは、(これも個人差がありますが)平均的には男子でおよそ13~14歳(1年で約8cm伸びる。10cm伸びるケースもある)、女子でおよそ11~12歳の頃(1年で約7cm伸びる)なのです。

身長の伸びが止まるサインって?

では身長の伸びが止まるサインとはどのようなモノなのでしょうか。

思春期に入ると第二次性徴が起きますが、男女ともに視覚的に分かる身体的(生物学的)変化が現れるのは思春期後期になってからです。

思春期に入ると、男子の場合は精巣に、女子の場合は卵巣に性腺刺激ホルモンが作用し、性ホルモン(男性ホルモン、女性ホルモンと呼ばれる。ただし男女ともに両方のホルモン分泌がある)が分泌されるようになります。これらの性ホルモンにより、以下のような身体的特徴が思春期後期には現れます。

【男子】
・体毛、ヒゲが生えてくる。濃くなる。
・筋肉質になり、骨格がしっかりとする。
・喉仏が出て、声変わりする。

【女子】
・初潮が起こる。
・胸がふくらみ、丸みのある体型になる。

中学生男女

ただしこれらの身体的特徴が現れたとしても、すぐに身長の伸びが止まる訳ではありません。思春期後期を迎えてからおよそ2~3年間は(身長の伸びはピーク時と比べてゆるやかですが)身長は伸び続けます。

思春期に伸びる身長は決まっている!?

思春期には前期と後期があり、約5年に渡って「身長の伸びのピーク」と「ゆるやかな下降」があることはお分かり頂けたかと思います。

さらにここで注意したいのが、思春期の間に伸びる身長の幅は決まっているということです。思春期を迎えてから終了し身長が伸びなくなるまでの伸び幅は、男子でおよそ25cm、女子でおよそ22cmなのです。

つまりは、思春期を終えて身長が伸びなくなった時の最終身長を高くしたいのならば、

・思春期を迎えるまでに身長を高くする。
・思春期を迎える時期を遅くする。

という2点が重要となるのです。

しかし残念ながら、現代の子供は思春期を迎えるのが早くなっている傾向が見られます。また日本人全体が、欧米人と比べて思春期を迎える時期が早く、そのために世界的にみて日本人は身長が高くないと言われています。

では思春期をできるだけ遅らせるには、どのようにすればよいのでしょうか。

夜更かしと身長、思春期の関係

現代の子供の思春期が早まっている原因のひとつとして、「夜更かし」の習慣が指摘されています。

昔と比べて現代では、テレビやスマホ、ゲームなど、子供が時間に関係なく遅くまで遊んでしまう要因がたくさんあります。しかし夜遅くまで明るい光を浴びて覚醒していることにより、眠気を誘発する睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されてしまいます。

メラトニンは脳の松果体から分泌される、体内時計を調節するホルモンです。朝に光を浴びることでメラトニンの分泌が止まり、その後14~16時間後に再度分泌されることで、自然と眠気を覚えるようになるのです。

あまり知られていないかもしれませんが、このメラトニンは「思春期を遅らせる」作用もあります。なぜならメラトニンは性ホルモンの分泌を抑制する働きがあるからです。

そのため成長期に夜遅くまで起き、メラトニンをあまり分泌させずにおくと、結果的に性ホルモンの分泌を促進させて思春期の到来が早く来てしまうのです。

また就寝中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは骨の両端部分にある軟骨の増殖を促し、骨を伸ばすことで身長を高くする作用があります。そのため、メラトニンと成長ホルモン、両方のホルモン分泌を十分に行い身長を高くするためにも、夜更かしは避けるべきと言えるでしょう。

身長を伸ばすカギはホルモン

身長が2~3年で伸びなくなる身体的サインとは、大人の身体になっていく変化でもあります。この変化自体は生物学的に当たり前のことであり、数年の差はあるものの誰にでも起こることです。

ぐっすり眠る男の子

最終身長を高くしたいのならば、思春期を迎える前でも迎えた後であっても、しっかりと睡眠を取り、適度な運動とバランスのよい栄養摂取を心がけて、成長・伸長に影響を与えるホルモンの分泌量を増やすようにしましょう。

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