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身長を伸ばすために睡眠を見直そう!子どもを自然に眠くさせるためのコツをご紹介

子供の身長が順調に伸びるのか気にかかり、身長を伸ばすためのコツを調べている親御さんは多いかと思います。身長を伸ばす方法としてはずせない基本の3大ポイントは「睡眠」「運動」「栄養素」――これら3つが、現在成長期の子供の最終身長を1mmでも左右するとしたら、基本的なライフスタイルから見直す必要がありそうです。

ブランコに乗る子供

とはいっても、子供はなかなか言うことを聞かないこともあります。たとえば、身長を伸ばす3大ポイントの「睡眠」に注目してみると、本来なら早寝早起きをして充分な睡眠量を確保し、身長を伸ばしてもらいたいのに、ついつい夜更かしをする子供もいるのが現状です。

そこで子供を早く寝かせて質の良い睡眠を取らせるためのコツをご紹介します。

身長が伸びるゴールデンタイムって?

まずはなぜ睡眠が身長を伸ばすために重要なのか、その仕組みについてご説明します。

身長を伸ばすためには、とにかく「骨(背骨や脚の長骨)を伸ばす」必要があります。ではどのようにして子供の骨が伸びるのかと言えば、そのカギは「成長ホルモン」が握っています。

成長ホルモンとはその名のとおり、成長期における身体の成長作用を担っているホルモンです。成長ホルモンは脳の下の方にぶら下がるように付いている小さな「下垂体」という部位から分泌され、身体を巡って骨に作用します。

具体的には、身長が伸びる時期である子供の骨にのみ存在する、軟骨の集合部分「骨端線」に成長ホルモンは働きます。成長ホルモンによって、この骨端線にある骨端軟骨(正確にはこの部分にある軟骨芽細胞)の増殖が活発化し、それは大人の硬い骨になることで骨が伸びるのです。

そのため、成長ホルモンをいかに多く分泌させるかが、骨の成長率、ひいては身長の伸びを左右するのです。そして成長ホルモンが分泌される時間帯とは「睡眠中」であり、さらに最も分泌される時間はゴールデンタイムと言われる「午後10時~午前2時」です。

このゴールデンタイム中にぐっすりと眠って脳を休ませていると、成長ホルモンは多量に分泌され、骨がどんどん増殖することで身長を伸ばすことができると言えます。

※成長ホルモンは成長期を終えても生涯分泌しているが、加齢によって分泌量は下がっていき、その影響が生活習慣病などの疾患となって現れる。

睡眠にも種類がある!?

では午後10時にベッドに入ればよいのかと言えば、そうではありません。単に目をつむっているだけではなく、先述したように「ぐっすりと」眠っていなければ、脳から成長ホルモンが多量に分泌されないのです。

ベッドでスマホを見る幼児

ということは、午後10時の時点で眠っているためには、少なくとも「午後9時」には就寝しなくてはいけません。なぜなら人間の眠りには「ノンレム睡眠」「レム睡眠」の2種類があるからです。レム睡眠とは眠りが浅い状態であり、夢を見ている時もこの状態です。反してノンレム睡眠は、夢も見ないほど深く眠っている状態です。

これら2つの睡眠状態はおよそ90分毎に繰り返すため、深い眠りにつきたい時間帯よりも60~90分前には就寝の導入をしているのが理想的なのです。

身長の伸びはメラトニンとセロトニンが握っている!?

では夜更かしをする子供をどのようにして早く寝かせればよいのでしょうか。

まず、そもそもどのようなことをして夜更かしをしているかチェックしてみてください。テレビやパソコン、スマホなど、明るい画面をずっと見続けているということはないでしょうか。もしもそのように人工的な光を浴び続けているのなら、寝る1時間前にはやめさせましょう。

というのも人間は、光の明暗によって目が覚めたり、眠気を覚えなくなったりしてしまうからです。この仕組みは「メラトニン」「セロトニン」という神経伝達物質が関わっています。

セロトニンはメラトニンの材料のようなものです。セロトニンは朝に太陽の光を浴びることで、脳の松果体と呼ばれる部分で分泌されます。つまりセロトニンは身体・脳を「覚醒」させる役割を担っているのです。

そしてセロトニンが分泌されてから約14~16時間後、周囲が暗くなり夜になると、次はメラトニンが分泌されるのです。メラトニンは眠気を覚えさせる役割があるため、このようにして起きてから14~16時間後には自然と眠りにつくことができるのです。

以上から、夜中にまで明るい光を浴び続けていると、脳は「まだ日中だからメラトニンを出さなくてもよい」と判断してしまい、覚醒した状態をキープしてしまいます。そのため子供は自然に眠くならないために、夜更かしをしてしまう悪循環が起きるのです。

このように成長期に夜更かしをしていては、成長ホルモンの分泌が滞り、骨の成長が遅れてしまいます。せっかくの身長を伸ばすチャンスをみすみす逃していることに他ならないのです。

最終身長を伸ばすのは規則正しい生活!

子供を早く寝かせて成長ホルモンを分泌させ、身長を伸ばすためには、少なくとも7時には朝日を浴びましょう。そして夜8時までにテレビやスマホは見ないようにすることで、夜9時には自然な眠気とともにぐっすりと眠ることができるはずです。

眠る幼児

現代社会ではなかなか難しいかもしれませんが、身長を高く伸ばすために、睡眠について今一度きちんと考えてみる必要がありますね。

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