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適度な運動は子供のアレルギー改善に繋がる!アレルギーに悩むご家庭にオススメの改善対策まとめ

外部環境の変化などから、年々アレルギー体質を抱える子供の数が増えています。アレルギーがあることで日常生活を送る上でも注意しなくてはいけない事柄が増え、子供本人はもちろんのこと、親御さんも常に不安にさいなまれているのではないでしょうか。
アレルギー症状のある赤ちゃん
このように子供を心配するあまり、アレルギー症状に悩む子供を持つ親御さんは、概して過保護になりがち――子供の行動を制限し、外でアクティブに運動することを良しとしないケースも見られます。

しかし実際は、適度な運動が子供のアレルギーを改善させることが判明しているのです。そこでなぜ運動することがアレルギー改善につながるのか、以下に解説していきます。

自律神経と身体機能の関係

「自律神経」という言葉をご存じでしょうか。自律神経とは外からの刺激(光、温度・湿度などの五感で感じられる環境から、ストレスなどの精神的な事柄まで)に反応し、(無意識に)内臓その他の身体機能をコントロールする神経のことです。

自律神経には2種類あり、それらは「交感神経」「副交感神経」と呼ばれています。交感神経は、いわゆる活発な動きをしている時に優位に働く神経です。たとえば勉強中や仕事中、運動中、そして「ストレス」を感じている(イヤな気持ちになっている)時など、主に日中の活動時間中は、交感神経が働いています。

反対に副交感神経は、おだやかな動きをしている時に優位に働く神経です。たとえば音楽を聞いたり入浴などして「リラックス」している時や食事中、そして眠っている間といった、主に夜間のゆったりとした時間中は、副交感神経が働いています。

とは言っても、「昼間は交感神経のみ」「夜は副交感神経のみ」という両極端なしくみではなく、あくまで状況により「どちらかが多い、優位になっている」のです。

アレルギーと副交感神経

この交感神経と副交感神経は、通常ならば環境に合わせて互いの優位性のバランスを取り、心身の健康維持を図ります。しかし環境の問題、また本人の元々の気質により、心身がストレスを感じることが多いと必然的に交感神経のほうが優位な状態が続いてしまいます。

すると夜間のリラックスタイムに疲れを回復させる役目のある副交感神経の出番が減ってしまい、身体の疲れや不調が治らないままになってしまうのです。

この「身体の不調」のなかには「アレルギー」も含まれます。そう聞くと、「アレルギー症状がある場合は、副交感神経を働かせて疲労回復したほうがいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。

しかしアレルギー症状の場合は、副交感神経が優位な時に活動するリンパ球が(非アレルギー体質の人とくらべて)アレルギー物質に過剰に反応し、引き起こされるのではないかと考えられています。

サッカーボールを蹴る幼児

そのため適度な運動を行う習慣をつけ、交感神経を正常に働かせて交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、アレルギー反応を起こす体質を改善することができるのです。

また運動をすると代謝がよくなるため、免疫力自体が高まるとも言われています。

運動は楽しく続くモノを

運動がアレルギー改善に良いとは言え、激しい運動を行う必要はありません。逆にあまりに激しいと、細胞をサビさせる活性酸素が体内で発生するため、免疫力が低下してしまう恐れもあるからです。

そのため子供が楽しみながら長く続けられるレベルの運動を目安にし、また親御さんも一緒になって身体を動かしてみることをオススメします。

※水泳は全身運動であり、血流を良くして呼吸器を鍛えるためにも適した運動といえます。しかし「鼻炎アレルギー」がひどい場合は、水によって鼻の粘膜を余計に敏感にしてしまう懸念があります。不安がある場合は小児科や耳鼻科などの専門医にご相談ください。

アレルギー改善に気をつけたい補足点

運動の他にも、子供のアレルギー改善のために気をつけて頂きたい事柄を挙げます。

1.良質な睡眠の確保

睡眠時、特に入眠後2時間は成長ホルモンが多量に分泌され、日中に溜め込んだ疲労やケガなどの修復を行います。そのため睡眠時間をしっかりと確保し、身体を休ませるようにしてあげましょう。

2.栄養バランス

タンパク質や糖質、食品添加物などはアレルギー体質を助長させてしまいます。特に食品添加物は腸の消化吸収作用に悪影響を及ぼし、アレルゲン(アレルギー誘発物質)を体内に侵入しやすくさせてしまいます。

そのため可能な限り着色・発色料や保存料などが含まれていない食材を使用し、栄養バランスの取れた食事を摂取するように心がけましょう。
※個々人により、アレルギー反応が出やすい食材は異なります。特定のモノが不明な場合は、アレルギーが出た時の食材をメモに取り、原因の推測をしてみることをオススメします。

3.ハウスダストの除去

ハウスダストとは、ダニ(人やペットの毛などをエサにする)、ダニのフンや死骸、カビ、ほこり、タバコの煙などが混ざった室内の汚れを指します。

床に座って遊ぶ幼児

ハウスダストによりアレルギー症状が発症することは多いものの、鼻炎や目のかゆみなど花粉症に似た症状が出るため、気づいていない方は少なくありません。そのため基本的には室内のホコリを取り、布団クリーナーなどで布団ダニを除去しましょう。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

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