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遊びながら体幹を高める!「運動+遊び」でおすすめの体幹バランストレーニング

小学校に入ってから中学生になるまでに歴然とするのが、「運動神経が良いか悪いか」もしくは「身体能力が高いか低いか」です。

厳密には「運動神経」という名前の神経はないものの、脳からの指令が四肢の筋肉や神経にスムーズに伝わるかどうかはやはり個人差があり、よほどのことがない限り、その能力の差は10代以降に縮まることはありません。

身体能力の高い子供

そこで重要になるのが、幼児期からの「体幹トレーニング」です。とは言え、大人と全く同じ方法でストイックに体幹を鍛える、という訳ではありません。

とにかく大切なのは「子供本人が楽しく遊びながら」トレーニングを行うこと。以下に子供が体幹を鍛えるためにおすすめの、「遊び+運動」体幹バランストレーニングをご紹介します。

プレゴールデンエイジで神経を発達させる!

子供の運動能力を育てる上で重要な言葉に「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」「ポストゴールデンエイジ」があります。

プレゴールデンエイジとは、およそ3~8歳の時期を指します。この時期はまだ体を動かす経験が浅いために脳からの命令が思うように身体に伝わらず、左右の手足の動きを間違うなど、ちぐはぐな動作をしてしまいがちです。

しかしこの時期に神経系統が約80%の成長を遂げるため、様々な運動を経験させて神経回路を発達させることで次のゴールデンエイジ(9~11歳)に向けての運動能力が格段に上がるのです。

【参照】
人間の身体能力の発育過程を4つに分類してグラフ化したものを、「スキャモンの発達・発育曲線」と呼びます。

スキャモンの発達・発育曲線

(松尾保編『新版小児保健医学』より)

このグラフでは、20歳の成人時の発育状態を100%としています。そしてグラフ中の「神経型」が脳神経や感覚器系の成長度合いを示しており、12歳の時点で脳神経の発達は100%に達することが明らかになっています。

成長しきった段階で身体を思うように動かす運動能力、特に「バランス感覚」を養うことは難しいとされています。そのためプレゴールデンエイジからゴールデンエイジにかけての「体幹バランストレーニング」は、生涯を通してのバランス感覚を決定すると言っても過言ではないのです。

※グラフ中の他の型の意味:「一般型:身長・体重・筋肉などの身体の成長」「リンパ型:胸腺などのリンパ組織(免疫力)の成長」「生殖型:生殖器・乳房などの成長(第二次性徴)」

子供向け体幹トレーニング

プレゴールデンエイジの時期に体幹を鍛えておくと、ゴールデンエイジを迎えるまでに身体の使い方についての基礎が出来上がっています。ゴールデンエイジではその基礎を使い、視覚情報のみで技術を習得することができ、不慣れな動きへの迅速な対応も可能となります。

ではプレゴールデンエイジからゴールデンエイジにかけて、どのような体幹トレーニングを行えば、子供が無理なく体幹を鍛えることができるのか、ご紹介します。

幼児向け、お家でケンケンパ

3歳頃の子供は、まだまだ左右のバランスが悪いのが通常です。そこで左右均等のバランス感覚を養うために有効な体幹バランストレーニングが「ケンケンパ」です。

「ケンケンパなんてただの遊びでは?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、「遊び」感覚で「毎日」「子供が自主的に」行うことこそが、幼児の体幹トレーニングのポイントになります。

最近では子供が道路や公園でケンケンパをして遊ぶ、という光景がなかなか見られないように、子供が外遊びをしつつ自然に体幹を鍛える機会が減っています。そのため親が意識的に身体を動かす遊びを子供に促す必要があるのです。

ケンケンパ

そこで、「外で遊ぶ機会が少ない」「時間に関係なく体幹トレーニングをさせたい」「子供ひとりでも体幹トレーニングをしてほしい」という場合にオススメなのが、家でできるケンケンパなのです。

とはいえ子供に「ケンケンパしなさい」といくら親が言っても、子供にとっては全くモチベーションにはなりません。そこでオススメなのが、「床にマスキングテープで足を置く円や四角を描いて放置しておく」という方法。

たとえば廊下に円を順番に描いておけば、部屋を出入りするたびに子供が楽しく遊びながら自然とケンケンパをします。円の間隔は狭くても良いので、片足でもしっかりとジャンプできるように遊びながら体幹を鍛えましょう。

プレゴールデン・ゴールデンエイジ全般向け、腕立てジャンケン

ヒザをつけない四つ足の状態で向い合って、ジャンケンをします。これを30秒間続けます。

四つ足の状態をキープするだけでも体幹は鍛えられます。そこにジャンケンを加えることで、片手を離すためにバランス感覚が養われ、さらにはゲーム性が増すために子供が遊びとして取り組めます。

これを行う際は利き手のみでジャンケンをするのではなく、反対の手と交互に行うことが重要です。

プレゴールデン・ゴールデンエイジ全般向け、足でボール回し

3人集まった場合は、足でのボール回しがオススメです。

三角形の頂点の部分に3人で仰向けになり、各々の足は三角形の中心に向けます。両足を伸ばし、30度~45度程度上げ、両足のみを使ってボール(または風船やクッションでも可)を時計回りに隣の人へと渡していきます。

これは特に制限時間を決めず、飽きるまで遊びとして行いましょう。

遊びながら体幹トレーニングを!

プレゴールデンエイジからゴールデンエイジにかけて、どれだけ体幹を鍛える「体幹トレーニング」を行っていたかが、その後の運動能力に大きな差を生む要因になります。

身体能力を鍛えている子供

基本的に子供は遊びを通して、大人の身体へと近づくトレーニングを自然に体得します。そのため、その過程において、大人がいかに子供のこれから育つ能力を伸ばしてあげられるかが重要です。

「運動+遊び」を心がけつつ、早い時期に子供が体幹を鍛えられるように気を配ってあげましょう。

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