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身体能力の限界は脳が決める!?思い込みを捨てることでリミッターを外し、もっと身体能力をアップさせよう

あなたは運動をしていて、「もうこれ以上はできない! 私には絶対に無理!」と思ったことはありませんか? おそらくほとんどの方が体力をふくめ、自らの身体能力について限界を感じ、「これ以上やっても無駄だから、今日はこれぐらいにしておこう……」とあきらめてトレーニングなどを切り上げた経験がおありだと思います。

ランニングする女性

しかしこの「絶対に無理、無駄」という考えは、別の言い方をすれば「脳が決めた限界」なのです。つまり、「本当の身体能力の限界ではない」ということです。ではどうして脳は限界を決めてしまうのでしょうか? そしてまた、脳の限界を超えるにはどのような方法をとれば良いのでしょうか?

脳にはリミッターが存在する?

人間は普段の生活では、自らの持っている身体能力を全て出しきってはいません。脳と筋力に関して言えば、本来もっている全能力(=潜在能力)の20~30%程度しか使っていないとも言われています。なぜなら脳には「リミッター」(力を制限する働き)が存在するからです。

そのため、日常生活上でなんらかのアクションをし続けると、脳にあるリミッター機能が作動し、「これ以上やる必要はないよ。もうやめましょう」と判断、身体の各部位にそれ以上無理に動くことをやめるように指令を出すのです。

というのも、もしも普段から全力で持ちうる身体能力を使い続けていれば、筋肉や骨などの部位が破壊されたり精神の均衡が取れなくなったりと、生命維持が困難になるからです。

※筋肉とは筋繊維の集合体。脳の指令により、ゴムのように縮んだり伸びたりすることで運動を行う。そのためゴムと同じく、筋肉も引っ張りすぎると切れてしまい、筋肉とセットになっている骨も損傷を受ける。

潜在能力を表に出す方法って?

ではこの脳のリミッターが外れることはないのかと言うと、そうではありません。「火事場の馬鹿力」という言葉があるように、生命の危機が感じられるようなここぞという時には、リミッターは外されて、普段は隠されていた潜在能力が発揮されるのです。

しかしこの「火事場の馬鹿力」は、日常生活で発揮する機会はほぼない上に、よほどの生命の危機を感じる時でなければ発揮できないのならば、「単にスポーツなどで身体能力を上げるためには役に立たないのでは?」と疑問に思われるかもしれません。

そこで以下にご紹介するのが、自らの意思で脳が決めた限界を超える方法です。意識的に行うことができるため、日々の運動トレーニングなどで活用できます。

1.セルフトーキング(自己暗示)方法

某大学の研究でも証明されているのが、「セルフトーキング(自己暗示)」を使ったトレーニング方法です。プロのアスリートたちも実際に行っており、身体能力アップの成果も報告されています。

方法は簡単です。トレーニング中に辛くなってきたら「まだまだ余裕」「楽しいからもっとやりたいなあ」「うまいぞ、この調子で続けよう」など、自分を鼓舞する言葉を言って自己暗示にかけるだけ。実際に声に出しても、心のなかでつぶやくだけでも効果があります。

野球をする少年

この自己暗示をやり続けていくうちに、脳が「まだリミッターを掛けなくて良い。まだ大丈夫」と判断するようになり、暗示前よりも身体能力が上がります。

2.シャウト方法

ハンマー・砲丸投げ選手やテニス選手、格闘技系選手などが大きな声で叫ぶ(=シャウト)場面を目にした事はあるかと思います。これは単純に見た目の気合いだけの問題ではなく、実際に脳のリミッターを外すために効果があるとされています。

なぜシャウトすると通常以上の身体能力が発揮されるのか、メカニズムについては現在諸説あり、明確にはなっていません。しかしそのなかで、呼吸が変わることにより自律神経系統がコントロールされるからではないかという考え方があります。

もしも大声を出しても良い環境ならば、トレーニング中のここぞという時にシャウトして、身体能力の限界を超えてみましょう。

3.イメージトレーニング(自分の思い込みを捨てる)

この方法もまた、プロアスリートたちが実際に行っています。先述した脳のリミッター機能により、人間はややもすれば、自分自身で限界を設けてしまいがちです。

しかしこのリミッターを意識的に超える「イメージトレーニング」をし続ければ、「自分にはこれだけしかできないに違いない」という脳の思い込みを、「いや、自分ならもっとできる」とポジティブに変換させることができるのです。

人間には、ポジティブな考え方の時は力が発揮され、ネガティブな考え方の時には力が下降する性質があります。これには脳内物質「ドーパミン」が関係しています。ドーパミンは意欲があがり、やる気を出させる物質であり、精神面のみならず身体能力まで上昇させる作用があるからです。

また実際に身体を動かさなくても、自身の成功イメージを想像するだけで、脳のなかの「筋肉や四肢に指令を出す部位」の働きが活発になることが分かっています。つまり、脳内では実際に身体を動かし、指令を出しているのです。さらには、上手な人の動きを観察し、その動きを脳内で再現することも、リミッターをはずして身体能力をアップさせることに有効と証明されています。

サッカーをする子供たち

身体能力をこれまで以上に伸ばすためには、まずは脳に染み付いた思い込みから脱却し、リミッターをはずすことが重要です。年齢にかかわらずご自身の能力をさらに伸ばすために、簡単な3つの方法をぜひ試してみてください。

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