運動

人間の身体能力の限界はどのくらい?運動に関する限界と生きるための限界値まとめ

年齢を問わず、人間はだれもが長時間運動をしていれば、必ず疲れを感じます。またどれだけ一所懸命に練習を続けても、どうしても出来ないことはあるものです。

極端なことを言えば、子供の頃からジャンプの練習をしていたとしても、自力で何十メートルもジャンプできるようになるかといえば……、無理ですよね。またどれだけ水のなかで息を止める訓練を積んでも、1時間も息を止められる人はいません。

ジャンプする少女

このように人間が備えている身体能力には、当然ながらどうしても越えられない生物学的な限界があります。しかしこの人間の身体能力の限界を、きちんと把握している人は一般的にはほぼいないのではないでしょうか? 

そこで人間の身体能力の限界とはどの程度のものなのか、まとめてご紹介していきます。

持ち上げる身体能力の限界とは?

筋肉は鍛えれば鍛えるだけ発達し、どんな重さのものでも努力次第で持てるようになる――このように信じている方はどれほどいるでしょうか。オリンピックなどで重量挙げの選手を見れば分かるように、あれほどまでに訓練を積んでいても、やはり人間の身体能力には限界があるのです。

実は医学的には、人間が持ち上げられる限界は「500kg」と言われています。これを聞くと「筋肉に限界がある」と思いがちですが、そうではありません。問題は「骨」の耐久性なのです。

たとえ筋肉に500kg以上の重さを持ち上げる力がついていたとしても、その筋肉を支える骨が耐えられず、折れてしまう結果に。骨はそれ以上鍛える(丈夫にする)ことはできないのです。

ちなみに筋肉が発揮できる力は「1平方センチメートル=最大10kg」。しかしこれはあくまで「最大」であり、通常は脳が身体を守るために制限をかけているため、この数%の能力しか使用していません。

ジャンプする身体能力の限界とは?

これもまた医学的に言われている数字があります。それは「130cm」。1mと少しだけなのです。
※ただしダンクシュートを決めるNBAプレーヤーの中には、正式にではないが130cmを超えるジャンプ力があると言われる選手もいます。

ジャンプ力に関しては、単に筋肉や骨の耐久性の問題だけではなく、人間の足の構造上の問題があるとされています。

走る身体能力の限界とは?

某世界的医学雑誌の記事によると、人間の走るスピードの限界は「時速約64km」という結論が発表されています。

トラック走者

比較材料として挙げると、現在世界最速といわれているウサイン・ボルトの場合、最高で「時速45km」のスピードが出ています。

現在、最速レベルのスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は400kg前後。理論的にはより筋肉の収縮速度を上げることで、筋肉・骨の限界に近づくことができると言われています。

人間が生きることのできる身体能力の限界:高度

普段平地に住んでいる人間が高い山に登ると、(低酸素と気圧が急激に低くなるために)高山病にかかることはよく知られています。では生まれた時から高度の高い場所に慣れていれば生きていけるのかと言うと、そうではありません。やはりそこには「酸素」と「気圧」の限界があるからです。

たとえば人間が意識を保っていられる高度の限界は「12,000m」。それ以上の高度になると、肺が大気中の酸素を取り込めなくなるため、酸欠状態となり意識を失います。

また「18,900m」以上の高度になると、気圧が低くなるために血液が沸騰・気化する現象が起こるのです。

※高山病になるのは、標高3,000mからと言われています。また標高7,900m以上になると、どれほど登山になれた人でも滞在時間は2時間程度が限界となります。

人間が生きることのできる身体能力の限界:深度

何も道具をつけずに行うダイビングの場合、水圧以前に呼吸の限界が出てきます。そのため素潜りでの潜水は「8m」が限界と言われています。

では呼吸ガスを入れたタンクを使って潜るスキューバダイビングでの潜水深度の限界はどの程度なのでしょうか。一般的には「50m」以上深く潜ると、水圧による窒素中毒の症状がではじめ、「90m」を越えると意識がなくなると言われています。

※窒素は、通常は血液中にあるものの毒性は発揮されない物質です。しかし強い水圧が加わり圧縮されると、本来の毒性が現れることで窒素中毒となります。手足のしびれ、幻覚症状があり、判断力が失われます。

人間が生きることのできる身体能力の限界:気温

人間の身体はある程度の暑さや寒さには適応する能力が備わっています。しかしやはり限界値が存在します。

まず、気温の低さ(寒さ)の限界はどの程度なのでしょうか。全く何も身につけない裸の状態の場合、気温8度以下で痛みの反応が鈍くなると言われています。

また体温が35度以下になると、身体が体熱をつくろうと無意識に激しく震え出し、身体能力はもちろんのこと、思考能力も停止してしまいます。さらに体温が32度以下になると、今度は身体が震えるためのエネルギーまでもなくなるため、震えが止まり、意識が混濁します。そして30度以下では、意識は完全になくなってしまいます。

次に気温の高さ(暑さ)の限界についてです。脳機能は42度が限界と言われています。そのため身体機能を含め、人間の生存の限界は体温が42度に達するまでと言われています。

バスケットボールをする少年

どれほど鍛え上げた人であっても、「人間」としての限界は生物学的構造上、必ず存在します。しかしその限界値に達する人はほんのわずかであることも事実。

そのため自分の限界を決めつけるのではなく、今ある可能性を伸ばすために、運動も勉強も日々励むことが重要だと言えますね。

「ベテランママ」の運動新着記事

新着記事をもっと見る