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自分の体力・運動能力を知ろう!体力テストの項目と方法、注意点とわかること

いきなりですが、皆さんは「(新)体力テスト」をご存じでしょうか?

現在行われている体力テストとは、文部科学省が昭和39年より実施している「体力・運動能力調査」を元に、平成11年度から「新体力テスト」という名称にて全国で行われている、国民の体力・運動能力の現状調査を指します。

握力テスト

そしてその結果から、健康的に過ごせるように各年齢層に合わせた改善策を指導していくための方法を検討する資料となるのです。

ではこの新体力テストについて、より細かく見ていきましょう。

新体力テスト(体力測定)の年齢別テスト項目

新体力テスト(通称「体力測定」)は、以下のような年齢別になっており、テスト項目も若干異なります。

・6歳~11歳・・・握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・20mシャトルラン・50m走・立ち幅とび・ソフトボール投げ

・12歳~19歳・・・握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・持久走(又は20mシャトルラン)・50m走・立ち幅とび・ハンドボール投げ

・20歳~64歳・・・握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・急歩(又は20mシャトルラン)・立ち幅とび

・65歳~79歳・・・握力・上体起こし・長座対前屈・開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行

それでは次に、各テスト項目について詳細を見ていきます。

※6歳~11歳(小学生)の項目をチェックしていきます。

新体力テスト1:握力テスト

【握力テストでわかること】
「握力計」を使用し、握る力がどれほどあるのかを測定します。

【握力の測り方】
1.両腕は側面に下ろした状態で立ち、握力計を測定する方の手で持ちます。
2.身体を傾けたり、腕を曲げることなく、直立の状態で力いっぱいに握力計を握ります。
3.もう片方の手でも同様のことをします。

【握力計の持ち方の注意点】
握力計は、人差し指第2関節が直角になるように持ちます。

新体力テスト2:上体起こしテスト

【上体起こしテストでわかること】
「腹筋」の力(筋力)と筋持久力を測定します。粘り強いかどうかが分かります。

【上体起こしの測り方】

1.仰向けになり、膝を90度に曲げます。
2.両腕を胸の前で組みます。
3.2の状態から腹筋を使って上半身を持ち上げます。
4.両ヒジが両太ももについたら2の状態(背中を床に必ずつける)に戻ります。
これで「1カウント」です。

以上の動作を30秒間に何回(何カウント)できるのかを数えます。

【上体起こしの注意点】
両ヒジは両太ももに必ずつけ、戻る際は必ず床に背中をつけなくてはカウントされません。

新体力テスト3:長座体前屈テスト

【長座体前屈テストでわかること】
身体の柔軟性を測定します。

【長座体前屈の測り方】
1.両足を前に伸ばした状態で床に座ります。背中は壁にもたれかかります。
2.両足はダンボールなどで作った測定器の間にいれておきます。
3.両手を前方にまっすぐ伸ばし、測定器の上(厚紙の上)に置きます。
4.測定器の横に置いているものさしは、測定器の右(または左)角を「0」cmにします。
5.ゆっくりと上半身を前方に倒し、測定器を前方に動かします。

これを2回行い、良い結果を採用します。

【長座体前屈の注意点】
膝が曲がらないようにし、測定器はまっすぐ前方に進むようにします。

新体力テスト4:反復横とび

【反復横とびテストでわかること】
敏捷性(すばやさ、リズム感など)を測定します。

【反復横とびの測り方】
※100cm間隔で3本ラインが平行に書かれています。

1.3本のうち真ん中のラインをまたいだ状態で立ちます。
2.合図に合わせて、右側方向にサイドステップをし、ラインを踏み(または越え)ます。
これで「1点」となります。

3.瞬時に左にサイドステップをし、最初の真ん中のラインまで戻ります。
4.合図に合わせて、左側方向にサイドステップをし、ラインを踏み(または越え)ます。
これで「1点」となります。

※左右のラインをきちんと踏む、または超えていれば、ここまでで「2点」です。

5.瞬時に右にサイドステップをし、最初の真ん中のラインまで戻ります。

以上を20秒間計測します。

【反復横とびの注意点】
ラインは絶対に踏むか越えなければ、加算されません。

新体力テスト5:20mシャトルラン

【20mシャトルランテストでわかること】
全身の持久力を測定します。粘り強いかどうかが分かります。

【20mシャトルランの測り方】
※20m間隔で引かれた2本ラインがあります。

1.片方のラインに立ちます。
2.合図(一般的に「ドレミファソラシド」と鳴ります)とともに、もう片方のラインへと走ります。
※最後の「ド」音の時に、ラインを踏んで間に合う必要があります。

3.次に合図が鳴るまで、そのライン上に立っています。
4.再度合図が鳴ったら、最後の「ド」音に間に合うように、もう片方のラインまで走ります。

以上を、合図音に「2回連続」で間に合わなかったら、それまでの回数で計測終了です。

【20mシャトルランの注意点】
最初の合図音は基本的にゆっくりのため、間に合えば次の合図音までライン上で待機する必要があります。一度足が止まると体力を消耗するため、最後の「ド」音でラインを踏み、そのままターンをする方が体力を失いません。

新体力テスト6:50m走

【50m走テストでわかること】
スピードを計測します。すばやさが分かります。

【50m走の測り方】

1.クラウチングスタートの姿勢を取ります。
2.スタートの合図と同時にゴールまで走ります。

【50m走の注意点】
ゴールラインに「胴体」が到達した時点までが計測範囲です。そのため手や頭を前に付きだしてゴールラインを越えても、その時点では終了していません。

新体力テスト7:立ち幅とび

【立ち幅とびテストでわかること】
瞬発力を計測します。リズム感や力強さが分かります。

立ち幅とびテスト

【立ち幅とびの測り方】
1.足を肩幅に開き、砂場前の踏切線の前方端に足の爪先を置きます。
2.軽く膝を曲げてしゃがみ、両手を振って勢いよく両足で砂場へとジャンプします。

着地地点と踏切線までの距離を計測します。

【立ち幅とびの注意点】
着地地点とは、身体のどの部位であろうとも踏切線から最も近い場所が採用されます。そのため着地後に手を後方(足よりも踏切線に近い)についた場合、手から踏切線までの距離が記録となります。

新体力テスト8:ソフトボール投げ

【ソフトボール投げテストでわかること】
巧緻性(こうちせい、運動調整力)や瞬発力を計測します。

【ソフトボール投げの測り方】
1.直径2mの円の中に立ちます。
2.円の中でステップを踏んで、ボールを投げます。

円からボールの着地点までの距離を測ります。

これを2回行い、良い結果を採用します。なおメートル以下の端数は切り捨てです。

【ソフトボール投げの注意点】
円の線はボールを投げる際も投げた後も踏んではいけません。

体力テストで体作りの改善点をチェック!

年齢による各テストの平均値は、文部科学省のHPにてチェックすることができます。

笑顔の親子3人

もしも現在成人の方が、体力の衰えを感じていたり、ご自分の現在の体力・身体能力の優劣を知りたい場合は、市区町村などでも体力テストは定期的に行われています。お近くの市区町村のHPをご覧になって、お問い合わせになることをオススメします。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

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