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アロマで集中力・記憶力アップ! 勉強時に効果的なアロマオイル(精油)の選び方

どれほど一所懸命に受験勉強に取り組んでいる受験生であろうとも、日によっては集中力がなく勉強に身が入らない、ということはよくあります。とは言え、そのような集中出来ない日であっても、受験生ならどうにかして勉強を進めないといけません。

そこでオススメしたいのが、アロマの力を借りて集中力をアップさせる方法です。アロマには様々な種類の香りがあり、そのなかには集中力をアップしたり記憶力を高めたりと、勉強に関して有効なモノが存在するのです。

精油のビン各種

このようなアロマの効能と、どの種類の香りがどのような効果をもたらすのか、またオススメの使用方法について、以下にまとめました

※現在日本では、アロマテラピー(もしくはアロマセラピー)を「医療行為」ではなく「リラクゼーション」のひとつとして捉えられています。ただし「メディカルアロマテラピー」は、代替医療として実際の医療現場でも取り入れられています。

アロマ、精油ってなに?

そもそもアロマとは「芳香、香り」という意味です。植物から取れる自然の香りであるアロマは、古代より重要な儀式に使用され、中世ヨーロッパにおいては医学に応用されるに至りました。

1937年にフランス人化学者が『アロマテラピー(Aromatherapie)』という、精油による医療効果に関する研究書を出版します。この本のタイトルが、現在使用されている「アロマテラピー」(=香り(aroma)+治療(therapy))という造語が世に出たきっかけです。

ちなみにアロマテラピーに欠かせない「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」は、どちらも同じ意味であり、「蒸留により植物から抽出された液体(揮発性オイル)」を指します。精油中には、その植物が持つ香りが凝縮されているのです。

※精油と混同しやすい名称に「アロマオイル」があります。しかしアロマオイルと呼ばれる製品のなかには人工的な香り付けがされているモノが多いため、購入・使用には注意が必要です。

以下に挙げるアロマテラピー効果を得るならば、「100%天然成分」である「精油(エッセンシャルオイル)」を必ず使用してください。

アロマと脳機能の関係

人間の五感のなかで嗅覚のみは、直接鼻孔から脳に伝わり、刺激を与えています。この「脳に直接刺激を与える」点こそが、香りが脳機能へ働きかける理由なのです。

たとえば「記憶」とは、脳内の「大脳皮質」に存在する「海馬」という箇所に、情報が一時的に蓄積されることを指します。ただしこの場合は「短期記憶」であり、ある程度時間が経過すると消えていくために「忘れる」ことになります。

しかし海馬に何度も刺激を与えることで「これは覚えておかなくてはいけない」と認識され、大脳皮質にまで移動した記憶は「長期記憶」として蓄えられます。

上述した「海馬に何度も刺激を与える」という行為は、勉強においては「復習」を行うことを指します。

ではここで香りと記憶の関係に戻りましょう。香りは脳、特に短期記憶を蓄える海馬に直接刺激を与えます。そのためアロマを嗅がずに記憶するのと、アロマを嗅ぎながら記憶するのとでは、海馬に与えられる刺激の量に差があるため、記憶力にも差が出るのです。

また集中力においても、脳機能を活性化させるアロマの力が発揮されます。勉強中にいかに集中力を高めるとは、「いかに脳機能を活性化させるか」に掛かっているのです。

集中力、記憶力アップのアロマ:ローズマリー×レモン

ではここからは、実際にどのようなアロマが集中力アップなど、勉強に効果的なのかご紹介します。

まずは古くから集中力と記憶力アップ効果が認められている「ローズマリー」(特にオススメは、ローズマリーの種類のひとつ「ローズマリー・シオネール」)です。

ローズマリーは脳機能を阻害する酵素を抑制して集中力を高め、海馬に働きかけて記憶力をアップさせます。勉強中の受験生の部屋は、ローズマリーの香りで満たすと勉強の効率が上がるためオススメです。

ローズマリーとレモンの精油

そして、このローズマリーと相性がよく、頻繁にセットで使用されるアロマが「レモン」。

レモンもまた集中力を上げる効果があり、たとえば鳥取大学による研究では、アルツハイマー病患者に「ローズマリー+レモン」のアロマテラピーを行った結果として、(アロマが海馬の神経細胞の発生を促進したことにより)認知機能改善傾向が報告されています。

ちなみにローズマリーの花言葉は「記憶」です。

集中力アップのアロマ:グレープフルーツ

どうしてもやる気がでなくてダラダラしてしまう時は、「グレープフルーツ」のアロマがオススメ。

グレープフルーツの香りは交感神経を刺激して、脳が活発に働くようになります。「身体が重い」という時こそ、意識的に交感神経を活性化させ、しゃっきりと活動的になりましょう。

ただし先述したレモンをはじめ、グレープフルーツ、ベルガモット、アンジェリカ・ルート、オレンジ・ビターの精油には「光毒性」があります。そのため精油を希釈して肌に塗った際は、その箇所に紫外線が当たらないようにご注意ください。

※光毒性:フロクマリン類という成分が紫外線エネルギーを蓄積するため、日焼けを起こしてシミになる。ひどい場合にはヤケドになる。

集中力アップのアロマ:ペパーミント、ユーカリ

眠気があり集中力が切れてしまっている時は、覚醒効果のある「ペパーミント」「ユーカリ」がオススメです。

これらは眠気覚まし効果のほかに、頭を整理しインスピレーションが湧きやすくする効果もあるとされています。

正しく精油を使って集中力・記憶力アップ!

精油は香水とは異なるため、直接原液を肌に塗ると皮膚トラブルの原因となります。

そのためたとえば勉強部屋では

・お湯の入ったカップに数滴垂らし、蒸気で香りを漂わす。
・ティッシュペーパーやコットンに染み込ませて、デスク周りに置く。
(ハンカチを使用する場合は、シミができないかどうか確認する)
・専用のディフューザーやアロマポットを使用する。

といった適切な使い方を必ずしてください。

精油とアロマポット

昔から生活のなかで身近な存在だったアロマを味方につけて、集中力・記憶力アップを叶えましょう!

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