勉強

結局いつ勉強すればいいの?効率の良い勉強の時間帯

学校に塾、部活や習い事など、毎日スケジュールがびっちり詰まったお子さんたちは珍しくありません。そのため親御さんやお子さんご本人が悩むのは、一体いつ勉強すれば、限られた時間を有効に使えるの? ということ。

勉強をする少女

そこで同じような悩みを持った私が、子供たちに薦めたのが「朝学習」です。学校に行くまでの1,2時間を自宅学習にあてるというもの。ではなぜ私が朝学習を薦めるのか、そのメリット(とデメリット)をお教えします。

起床直後の脳の状態

まず朝学習と聞くと、起きたての寝ぼけた状態を思い浮かべて「頭が働かな~い!」という方、いらっしゃいますよね。しかし実は、脳は寝ている間にその日一日の記憶の整理をしているのです。

脳には海馬という、「記憶=情報」をストックする場所があります。でも海馬にストックできる情報量が無限だったら、日常生活に支障が出ます(見たもの聞いたもの全てが記憶されるなんて、心身ともにパンクしそう……)! 

そのため就寝中に、海馬の中の情報のなかで「必要なもの」と「そうでないもの」が選ばれ、整理整頓されるのです。言うなれば、とりあえずデジカメになんでもかんでも撮りためて、夜になったらいらない画像は削除する、ようなものです。「寝たら忘れちゃった!」なんて良くいいますが、これは「いらない記憶と脳が判断したから、わざと忘れさせた」とも言い換えられます。

朝学習に話を戻すと、夜になるほど海馬にはムダな記憶が溜まっているため、新しく受け入れる容量が少なく、反対に朝は容量に空きが出ているので新しい記憶(=勉強内容)が入って行きやすい、と考えられるのです!

また、朝は「ドーパミン」「アドレナリン」という2種の脳内物質が、最も多く分泌しているんです。簡単にご説明すると、ドーパミンはやる気を起こし、アドレナリンは覚醒の役割があります。ですから朝は頭を使うのに適した時間帯と言えますね。

就寝前と朝学習のつながり

さらに朝学習を効果的にするには、就寝前の時間の使い方がポイントに。就寝直前の勉強は「暗記モノ」をするのがオススメなんです。

例えば英単語を数個(無理して多くではなく、数個程度を「毎日」)暗記してから寝たとします。就寝中に記憶は整理されますから、なんとなく暗記したつもりだった英単語は、不要なものとして削除されてしまいます。そこで朝学習では、前日に覚えたつもりの英単語の復習を!

どの英単語を忘れているかチェックし、再度覚え直します。すると「大事な記憶なんだな」と脳が再認識し、朝の空き容量にしっかりと保存してくれるのです。

制限時間内での集中力

また、学校に行くまでの朝学習には、必ず止めなくてはいけない「締め切り時間」がありますよね。学校などから帰った後だと、だらだらと時間を気にせずに(なかなか勉強自体を始める気になれない?)机に座っているだけ、ということもありますが、この「限られた時間」のなかでは、集中して勉強することができます。

朝と夜の勉強方法の違いを簡単にまとめると、このようになります。

朝 : 時間で区切って集中的に勉強する。前日の暗記モノの復習を始めにする。
夜 : 単元ごとなどまとまりごとに勉強する。就寝前の短時間に暗記モノをする。

朝学習のデメリット

お気づきになるかと思いますが、勉強の成果を上げるには、やみくもに勉強時間を増やせばいい訳ではありません。キーとなるのは「睡眠」です。

もしも就寝時間が遅い子供が無理に朝学習のために早起きをすれば、当然ですが睡眠時間は短くなります。すると「(勉強内容である)記憶の定着」があまりされず、そのうえ眠気と疲労感だけは増大されます。

読書途中で眠るこども

この負のスパイラルに陥ると、これまで述べてきた朝学習の恩恵を受けるどころか、「寝る間も惜しんで朝も夜もたくさん勉強しているのに、なんで成績が落ちるの~! もうやだ!」なんて勉強嫌いになってしまう危険性もあります。

ですから親御さんが注意して睡眠時間の確保をしてあげ、脳も身体も元気な状態で朝学習をする習慣をつけさせて下さいね。

「ベテランママ」の勉強新着記事

新着記事をもっと見る