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受験勉強はダイエットに有効!? 受験勉強時に脳が使う消費カロリーや摂食中枢の作用まとめ

受験勉強ばっかりしていると、身体が鈍って太ってしまう……。こんな風に受験勉強を太ることの言い訳にしている人、いませんか? たしかに家にこもってばかりいたら、身体を動かす機会はどんどん減っていってしまいますよね。

悩む女性

しかしなんと、「受験勉強がダイエットにつながる」なんてウレシイ情報がまことしやかに囁かれているのです! でも一体どうして勉強するだけでダイエット、つまり身体が痩せることに繋がるのでしょうか? そこで「受験勉強ダイエット」の理由についてご説明します。

脳がカロリーを消費する!?

たくさん勉強すればするほど、「脳も身体もすごく疲れた……」という経験は、受験勉強を頑張っているならありますよね。実は脳は、特別頭を使っていない状態でさえも、かなりのカロリーを消費しているのです。

その脳の消費カロリーは、全身トータルの消費カロリーの約20%にも当てはまるとのこと。たとえば日本人の1日の必要摂取カロリーの中央値は、「男性1693kcal」「女性1,438kcal」。その20%だと「男性 約339kcal」「女性 約288kcal」が、脳のみの消費カロリーとなります。

※必要摂取カロリーは、体格や基礎代謝量、生活習慣などによって変動します。

脳の重量自体は約1400g。体重が60kgだとすれば、脳の重量は全身の約2%となります。このことからも、重量と比較して消費カロリーが格段に多いことは明白ですよね。

カロリー消費と交感神経

ではなぜ脳を使うとカロリーを消費するのでしょうか。

受験勉強などで脳を働かせると、自律神経の一種である交感神経が活発になります。交感神経は日中、心身ともに活動的になる時間に優位に働く自律神経であり、比例してカロリー消費も多くなる作用があります。

つまり「勉強をして脳を使う」⇒「交感神経が優位になる」⇒「カロリー消費量が増える」となるのです。

しかしここで落とし穴があります。というのも、交感神経は「ストレスがかかっている時」にも優位になる自律神経。そのため、勉強を長時間し続けるとストレス過多になり、もうひとつの自律神経である副交感神経とのバランスが崩れやすくなるのです。すると集中力をキープできなくなり、カロリー消費量が下降することに!

そのため受験勉強をする際は、定期的に休憩を取ることも必要です。集中力が切れたら休息し、リラックスしてから勉強を再開させるほうが、カロリー消費面でも勉強の成果を上げるためでも効率的なのです。

受験勉強は一時的ダイエット!?

受験勉強中、集中していると時間が経ったことにも気づかずに食事を忘れていた、なんてことはありませんか? なんと集中して脳を使っていると、空腹感を感じにくくなるのです。

マークシート受験をする手元

脳にある「摂食中枢」「満腹中枢」という箇所が、体内の脂肪や糖分量を感知して、「お腹が空いたから何か食べましょう」(摂食中枢の働き)「お腹いっぱいだからもう食べなくて良いよ」(満腹中枢の働き)という指令を出すことで、食欲の増減は起こります。

勉強に集中して脳を働かせていると、脳内に血液が多く流れます。すると空腹感を感じる指令を出す「摂食中枢」の働きが抑制されます。そのため集中している間はお腹がすかず、一時的ですがダイエット効果もあると言えます。

勉強中に糖分を取ると悪循環が生まれる

勉強に集中していると空腹感を感じにくくダイエットに良い反面、勉強に疲れてくると甘いものが欲しくなる、ということはありませんか? 

甘いもの、つまり糖類はブドウ糖や果糖などに分かれ、身体に吸収されます。しかし脳が消費するのは「ブドウ糖」のみ。

このブドウ糖は、食べ物で摂取されると小腸から吸収され、血液に移動します。これが「血糖値が上昇した」状態です。

血糖値が上がると、一時的に脳にエネルギーが補給されるため集中力が上がり、エネルギーを燃焼しているように思います。この血糖値上昇の働きを上手く利用して脳を使っている人は、結果的にブドウ糖を上手く消費して水と二酸化炭素に変換しているため、「太りにくい体質」になっていると言えます。

しかし血糖値が上がると、膵臓からインスリンホルモンが分泌されて血糖値を下げようとします。このインスリンは分泌される際、同時に眠気が引き起こされます。そのためまたもや集中力を高めようと、エネルギー補給にブドウ糖を摂取すると、また眠気が来て……、という悪循環が生まれます。

また糖分は全身の細胞に行き渡り、エネルギーとして消費されますが、エネルギーに変換されなかった余分な糖分は中性脂肪になってしまうのです。

以上から、ダイエットと勉強の両面から見た場合、受験勉強中の間食はあまりメリットがありません。集中力が切れたら甘みに頼らず少し休憩し、もしも小腹が空いた場合は糖分の低いモノを選びましょう。食物繊維の多いナッツ類、また糖質はやや高めながら腹持ちのよいドライフルーツがオススメです。

受験勉強ダイエットは脳の活用次第

以上から、受験勉強で脳を使ってカロリーを消費し、空腹感を感じなくするという意味では「受験勉強ダイエット」というものはあながちウソではありません。

ナッツとドライフルーツ

しかし当然ながら、脳がカロリーを消費するからといって、勉強をするだけでいくら食べても良いという訳ではないのです。そのため受験勉強をする際は、適度に集中した後は、適度にストレッチなどの軽い運動でリラックスする時間を設け、ストレスによる暴飲暴食やダラダラ勉強を避けるようにしましょう。

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