勉強

ストレスが負のスパイラルを生む?受験が与えるストレスの子供への影響

将来の選択肢が増えるようにと、お子さんの受験(に関する情報収集)に熱心な親御さんの姿は、よく見かけます。また子供自身が自主的に目標を持って、今まさに受験勉強に励んでいらっしゃるお家も珍しくありませんよね。

勉強に悩む子供

しかしこの熱心さが、受験生である子供に「多大なるストレス」を与えていることも事実。そこでここでは、受験をひかえた子供とストレスとの関係について、解説していきます。

「受験ウツ」の原因

「受験」という大きな壁を、初めて自覚する子供が多い「中学受験」――この時期は子供がストレスを表面に出さないこともあるため、お子さんの心の異変を見逃してしまう親御さんが少なくありません。

さらには、この中学受験を控えた年代の子供は、親との関係をまだまだ重視しており、「親の意向に沿いたい、期待に応えたい」と、素直であればあるほど頑張りすぎてしまうことも。

しかし、このように子供が自分自身を追い込んでいるのに、「この子はまだ小学生だから、親が発破をかけないと!」と親御さんが必要以上に意気込まれ、ますますプレッシャーをかけ続けるケースが多々あるのです。

そうすると、親子ともどもストレスに負けてしまい、いわゆる「受験ウツ」なる精神的な病気になってしまい、さらにネガティブな言葉の応酬となって互いのストレスを増大させることにもなります。

ストレスと記憶力の関係

またストレスは、勉強をする上でも悪影響を与える要因となります。というのも、過剰なストレスは脳のダメージとなり、記憶力の低下を招くからです。

物事を記憶する際、人は脳の「前頭前野」を働かせます。前頭前野は思考力や判断力、集中力、衝動の抑制なども司っており、つまりは高度な人間性を発揮する部位と言えます。

ストレスはこの前頭前野、そして記憶をストックする部位である「海馬」の働きを鈍らせます。また、子供時代のストレスによる記憶力の低下は、大人になってからも治らないと言われています。

お子さんに期待している分、ついつい小言を言ったり叱ったりしてしまう気持ちは、同じ親としてよく分かります。しかし頭ごなしに「失敗できない」「後がない」という固定観念を子供に植え付けてしまい、ストレスで勉強がはかどらなくなってしまっては元も子もないですよね。

ストレスのない環境づくりを

中学受験が終われば次は高校受験、大学受験、就職試験など、子供の人生にはこの先も乗り越えなくてはいけない壁がいくつもあります。

勉強中に笑顔の子供

ですからその最初の段階で脳にダメージを与え、精神的な問題を蓄積させてしまうのは、長い目で見れば避ける必要があります。

できる限り親御さんも「受験、受験」と頭をいっぱいにするのではなく、ストレスなくお子さんが勉強に集中できる環境を(意識して)作ってあげてください。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

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