勉強

受験生に見られる「効率の悪い勉強方法」の代表例-時間を効率的に使って成果の出る勉強をしよう!

「毎日ちゃんと塾に行っているのに成績が良くならない」「テスト前は徹夜で頑張っているのに、全然点数が上がらない」「参考書の問題を問いても、違う問題が出るとまったく解けない」――勉強に関する悩みは千差万別ですが、勉強をしているのに思うような成果が出ないと、なんだか勉強のすべてがムダなようにも思えて落ち込みますよね。

勉強中に疲れている受験生

では一体どうして勉強の成果が出る人と出ない人がいるのでしょうか。それはずばり勉強方法における「効率の良し悪し」が関係しているのです。そこでなにがどういう理由で「効率の悪い勉強方法」なのか、ご紹介します。

1.一度に長時間まとめて勉強をしている

テスト前になるとやりがちなのが「一度に長時間まとめて勉強する」という勉強方法。なんだか頑張っている自分に酔いしれて、頭がよくなったようにその時だけは感じるかもしれません。

しかしこの長時間勉強は「効率の悪い勉強方法No.1」と言っても良いほどの悪習慣です。というのも物事を記憶するには脳内の「ニューロン(神経細胞)」と、そのニューロン同士をつなぐ突起部分「シナプス」の働きが重要。ですが、これらは「何度も繰り返すことで」新しいシナプスを作り出し、新たな脳内ネットワークを形成するなどして、活動範囲を広げていくのです。

そのためたとえば1日5時間まとめて勉強するのと、1日30分を10日間勉強するのとでは、同じ5時間でも脳機能向上が望めるのは後者の「短時間継続」勉強方法。効率性を考えても、短時間勉強を継続的に行うほうが良いのです。

2.暗記モノを時間をかけて1日で覚えようとする

1の「長時間まとめて勉強する方法」と合わせて、同じ単語などの暗記に長時間かける方法も、実は代表的な効率の悪い勉強方法。

なぜならいくら一定時間、暗記作業をしても「30分後に約40%」「24時間後に約66%」「1か月後に約80%」も忘れてしまうという結果が出ているのです。

これは脳の記憶を溜める工程が関係しています。外からの刺激である記憶は、まず大脳辺縁系に位置する「海馬」に保管されます。しかしこれはいわゆる「短期記憶」を一時的に保管する場所であり、重要性を認識されなければすぐに削除されてしまいます。

では長期記憶(長く忘れない記憶)はどこに保管されるのでしょうか--それは「大脳皮質」という、海馬のさらに奥に位置する場所。そしてこの長期記憶の保管場所に、海馬に保存された短期記憶を移動させるには、「海馬から何度も出し入れする」行為が有効なのです。

勉強をする中学生

「海馬から何度も出し入れする」とは、つまりは「忘れた頃に再度繰り返して暗記作業をする」ということ。1つのモノを長時間かけて1度で覚えようとするのではなく、1日に複数のモノをサクサクと覚え、次の日、数日後、1か月後と繰り返すほうが、海馬から記憶を出し入れするためいつしか長期記憶としてストックされるので、結果的には効率的な勉強方法と言えるのです。

3.線を引いたりまとめたりして満足する

参考書を読みながら重要な箇所にカラーペンで線を引いていると、読み終わった後、ラインに埋め尽くされたページを見て満足してしまう、ということはないですか?

または参考書などの内容をノートにキレイにまとめ、まるで自分が理解して書いたかのように錯覚することも良く見られる「効率の悪い勉強方法」です。

なぜならラインを引いたりノートをまとめたりする行為は、厳密には勉強ではなく「作業」であり、そこに書かれている内容が脳に記憶として定着することは難しいのです。

これは学校や塾の授業を受けてノートを取っただけで、「勉強している」と思い込んでいるケースにも当てはまります。

脳に定着させるには、インプット(暗記する行為)だけで終わるのではなくアウトプット(問題を解く行為)も重要。(2で指摘したように)インプットとアウトプットの作業を何度も繰り返し行うことで、脳は「これは重要な知識なのだ」と認識して、忘れないようになるのです。

4.分からない問題を放置する

「アウトプットをたくさんすればいいのか」と思い、実践問題に取り組むのは良い勉強方法です。しかし問題を解いた後で、分からない問題や間違えた問題をそのまま放置したまま、慌てて次の単元に進むのは「効率の悪い勉強方法」と言えます。

もしもそのまま分からない箇所を放置していれば、当然ですが理解したことにはなりません。するとその応用問題は言わずもがな、いつまでも類似問題が出る度につまずき、成績が伸びないことになるのです。

正解した問題よりも、間違えた問題や分からない問題を発見することこそが勉強においては重要。解説を読むなどして解き方を理解し、時間を置いて何度も解くことで、自分自身の力をつけましょう。

限られた時間内で効率良く

どんなに真剣に時間をかけても、効率の悪い勉強方法をしていては、その努力は徒労に終わってしまいます。

勉強をする受験生

受験までの限られた時間を効率良く活用し、努力を結果につなげていきましょう。

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