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姿勢を正すと成績が上がる!?正しい学びの姿勢で学習能力をアップさせよう!

だるい、疲れた、しんどい……、このようなセリフを子供たちが口にすることはありませんか? 本来なら元気に遊びも運動も勉強もしているはずの成長期の子供が、口癖のように疲れを訴えるのなら、もしかすると「姿勢が悪い」のかもしれません。

ソファでタブレットを見る子供

実際に、姿勢によって子供の成績が大きく左右される、という研究結果も報告されているほどに、姿勢の良し悪しは子供の生活に大きく関わり、単なる見た目の問題、と軽視することはできないのです。

そこで、どうして姿勢を正すと成績が上がるのか、その理由と子供に薦めたい「正しい学びの姿勢」とはどのようなものかについてまとめました。

姿勢と成績にどうして関係があるの?

まず「姿勢が悪い」とはどのような状態でしょうか。子供たち(中には大人でも)の間で起こりがちな悪い姿勢として、「肩を前に出して背中を丸めて(=猫背)携帯・TVゲームをしている」「足を組んで本を読んだりTVを見たりしている」「寝転がってマンガを読んでいる」などのシーンが挙げられます。

これらの姿勢は、すべて身体の歪みを引きおこしているため、身体機能として「悪い姿勢」なのです。たとえば「足を組む」という行為は大人もよくしてしまいがちですが、骨盤を正しい位置から歪ませ、背骨の形を歪ませてしまう行為にほかなりません。

また最近では、子供の椎間板ヘルニア(腰痛)が増えているとも言われています。これも姿勢の悪さが原因であり、無自覚に行う悪い姿勢によって子供の身体は悲鳴を上げているのです。

さらに大人だけではなく、子供にも広まっている悪い姿勢の代表ともいえる「猫背」は、実は内臓、特に肺を圧迫するため、呼吸を浅くしてしまっています。この「呼吸の浅さ」が、先述したように「成績」とも大きく関わってくるのです。

呼吸が浅いと成績が落ちる!?

姿勢が悪いことによって呼吸が浅くなると、体内に取り入れる酸素が不足します。すると必然的に脳に送られる酸素量も減ってしまいます。

酸素とは脳を働かすエンジンのようなもの。そのため酸素量が足りなくなると、脳は働きが悪くなってしまい、次のような弊害を引き起こすのです。

【脳の酸素不足による弊害】
・記憶力の低下
・集中力の低下
・頭痛
・眠気(あくびが出やすい)

【脳以外での酸素不足の弊害】
・視力低下
・慢性疲労
・貧血
・肩こり
・便秘

また酸素量のみならず、内臓が圧迫されると血流も滞りがちになるため、やはり脳への血行不良が慢性的になって、脳機能の働きを阻害してしまいます。

また深い呼吸は自律神経を整え、副交感神経を優位にさせるため、精神的にもリラックスした状態にします。反対に悪い姿勢によって浅い呼吸を習慣にしてしまうと、精神的に不安定になりやすくなるため、勉強への意欲にも影響を及ぼすのです。

正しい姿勢での座り方

ではどのような姿勢で学習すると、集中力・記憶力がアップして成績が上がるのでしょうか。

最初に、勉強している時になりがちな「悪い座り姿勢」の後ろ姿におけるチェックポイントを挙げます。

1.左右の肩の高さが大きく異なる。
2.利き手と反対側に重心が傾いている。
3.背中が丸まって前かがみになっている。

勉強に集中しているほど本人は姿勢が悪くなっていることになかなか気づきません。そのため良い姿勢が自然に身につくまで、親御さんが子供の後ろ姿を定期的に見て、身体の歪みをまっすぐにしてあげましょう。

最近増えている子供の肩こりも、このような悪い姿勢での勉強やゲームが原因となっています。もしも子供が肩こりを訴えることが多いのなら、早急に姿勢を正してクセが定着しないようにしてください。

では次に、「正しい姿勢での座り方」をご紹介します。

1.イスに深く座り、膝を揃えます。
※膝は直角に曲げた時に、両足裏が床にしっかりとつくように、イスの高さを調整しましょう。

2.机と体のあいだは「握り拳1つ分」開けます。
3.背筋を伸ばします。

※頭の上から糸で釣られているようなイメージで。ただし胸を無理に前に張る必要はありません。

4.首が前に出ないようにして、アゴを引いた状態で机の上を見るようにしましょう。
※横から見て、「耳の後ろ、肩、骨盤」が一直線上になっていれば、「良い姿勢」と言えます。

勉強する際は以上の姿勢を意識することを、子供本人に覚えさせましょう。しかし厳密には、どれだけ正しい姿勢であっても、同じ姿勢で長時間いることも体にとっては負担となってしまいます。

そのため意識的に、勉強時間のなかで適度に休憩を取るようにし、軽く歩いたり肩回しなどのストレッチをしたりするなど、異なる動きをして「姿勢が固まらない」ようにしてください。

正しい姿勢での立ち姿・歩き姿

では次に、「正しい姿勢での立ち姿・歩き姿」をご紹介します。

姿勢の良い悪いのイメージ

【正しい姿勢での立ち姿】
1.壁に背中をつけて立ちます。
2.頭、両肩、お尻、両足のふくらはぎが壁につくようにします。
3.壁と腰のあいだは「両手の平を重ねた分がギリギリ入るかどうか」程度であるのが理想的です。

もしも壁と腰のあいだが開き過ぎている場合は、「反り腰」になっているかもしれません。反り腰もまた腰に余計な力がかかってしまうため、猫背を気にするあまり腰や胸を反らせすぎないようにしましょう。

また、片足に重心をかけて傾く姿勢は腰に負担を与え、背骨などを歪めてしまうため、両足に重心をかけるように気を付けましょう。

【正しい姿勢での歩き姿】
1.立ち姿と同じく、基本的には「頭、両肩、お尻、両足のふくらはぎ」が壁に一直線上に並んでいるイメージを保ちます。
2.みぞおち辺りから足を前に踏み出すイメージで大きく足を動かし、膝は曲げず、足裏全体で地面を踏みます。

姿勢を正して成績アップ!

「たかが姿勢」と思う子供もいるかもしれませんが、実際には姿勢は身体機能のパフォーマンスを大きく左右します。そして身体機能の優劣が、最終的には脳機能にまで影響を与え、成績という結果につながってしまうのです。

勉強している子供

もしも子供の姿勢の悪さが気になる、または子供が最近「疲れた」と言うようになったなら、子供に姿勢を正す声掛けをしてあげるようにしてみましょう。

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