勉強

子供の疑問「勉強する理由ってなに?」の答えとは。納得できる「勉強の理由付け」のまとめ

勉強大好き! もっともっと勉強したい!――こんな勉強に積極的な言葉を言うお子さんは、おそらくはほとんどいないのでは。

計算する子供

たいていは「こんな勉強、やっても意味ないよ」「勉強しろって言うけど、そもそもどうして勉強しなくちゃいけないの?」など、勉強する理由が分からずに反発するお子さんのほうが多いハズです。

しかしもしもこのような「勉強の意義」についての問いに対していい加減に答えたり、「文句を言わずにとにかく勉強していればイイの!」などと、頭ごなしに怒ったりしては、子供の勉強への意欲はどんどん減ってしまいます。

では子供から「勉強する理由」について質問された際、どのように答えればある程度納得させられるのでしょうか。そこでここでは、「勉強する理由」を導く考え方についてご紹介します。

頭を使うことで思考力が上がる

「どうして計算機があるのに、複雑な計算問題をしなくちゃいけないの?」「どうして調べればすぐにわかるのに、◯◯を暗記しないといけないの?」など、「道具があるのになぜ自力でしないといけないの?」というような勉強への疑問を、投げかけられる場合があります。

このような時は、脳を使うことで思考力や記憶力、集中力や応用力が上がり、柔軟に物事に対処できるようになることを教えましょう。

計算問題や暗記モノの勉強は、「その知識自体が直接的に生きるために役立つ」というよりも、そのような勉強をして脳を働かせることで、脳を十分に発達させ、大人になってからも有効に機能させるために必要な過程なのです。

「(将来に響く)脳の発達」は、勉強する理由として欠かせない要素のひとつと言えます。

知らないことを知る喜び

生まれた時から、世界中のあらゆる物事を知っている人は(当たり前ですが)いません。目や耳など、五感を通して新しい経験をすることで、人は知識を増やし、自分でもその物事について考えたり対処したりするのです。

つまり「知らないこと」とは、なんらかのキッカケがない限り、永遠に「知らないこと」で終わってしまう可能性が高い、という事ですよね。

しかしその「未知のもの・事」を、授業や教科書・参考書など、第三者の力を借りて教えてもらう機会があれば、その知らなかったことは「新しい知識」となります。

新しい知識は、これまでの世界の見え方を変える力があります。身近な例では、本を再読したりドラマやアニメを見直した場合、新しい知識があることによって、これまで見過ごしていた面白さを発見できることがあります。

本を読む少女

もちろんフィクションの世界のみならず、現実世界のなかでも、知識があるのとないのとでは「興味深さ」「受けとめ方」がまったく異なる出来事は必ず発生します。

「国語」「算数」「理科」「社会」など、どの分野の知識が面白さ、興味深さにつながるかは分かりませんから、子供の時は(ひとつに限定せず)幅広い科目を学ぶことで、視野を広げることが推奨されるのです。

したがって、勉強をする理由として、「知らないことを知り、新しい視点を得る喜び」が挙げられます。

将来の職業選びの幅広さ

勉強をする理由を子供に聞かれ、「将来良い職業につくため」と答える親御さんは珍しくありません。

たしかに「将来良い職業につくため」という理由は、間違いではないと思われます。しかし「良い職業」とはどのような職業でしょうか。

収入が高い、社会的地位が高い、安定している……、など、条件面の良さを大人は示唆しているのかもしれません。が、このように言われた子供が、10年、20年後の生活を具体的に想定できるとは、ちょっと考えにくいですよね。

そこでもっと子供が想像しやすい表現――「将来選べる(なれる)職業の幅が広がる」と言い換えてみてはいかがでしょうか。

どんな職業であろうとも、専門知識とは別に、基本となる「一般社会における知識」が求められます。もしも子供の頃にコツコツと勉強をしておかなければ、ある日大人になってからその「一般的な知識」を猛勉強しなくてはいけなくなるかもしれず、しかもそんなことをしている間に、希望の職業を逃してしまうことは否めません。

義務教育過程で学ぶ事のなかには、「私には向いていない」「興味がない」と子供が感じる科目もあるでしょう。しかし「そのような基本ルールがある」「共通認識、知識がある」ということを知ってこそ、次の専門的ステップに進めることが「勉強する理由」として挙げられるのです。

勉強する理由は人生に関わる

人生において、多くの人は子供時代に比べて大人になってからの時間の方が長く、自分の持ちうる力(知識や思考力、技術、人間関係など)を使って生きないといけません。

勉強が嫌だからとすぐに社会に出たとしても、「ベースとなる知識」も「勉強をやり抜く精神力」も「知識を使って次の問題を解く応用力」もなければ、大人として認めてもらえず、つまりは「人に求められる人間」とはみなされません。

本と女性

勉強する理由とは、「未知の物事を知ることで様々な視点を持ち」「応用性と精神力を高める」ことで、「自分自身も楽しく」「他者からも求められる」有意義な時間を過ごすことができるようになる、ということではないでしょうか。

この記事の執筆者

朝井 裕子

小学生から中学生の3人の子供(息子2人、娘1人)を育てている専業主婦。
以前は看護師だったこともあり、子供の成長に関するあらゆる分野に興味津々。
子供の成長・学習・学校に関する情報やノウハウを伝えていきます!

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