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大学受験は何校くらい受けるべき? 私立大学・国公立大学の併願受験における受験校の選び方

人生の大きな節目と言える大学受験。多くの受験生たちがどの大学や学部を受験するべきか悩んでいることと思います。

大学受験試験イメージ

受験生のなかには、かたくなに「行きたい大学、学部しか受けたくない。そうでなければ大学に入る意味がない!」と考える人もいれば、「受けられるだけすべり止めを受けて、とにかく浪人を回避したい!」という考えの人もいるでしょう。もちろんどちらの受験校の選び方も間違ってはいません。なによりも大切なのは、とにかく第1志望の大学・学部に受かることなのですから。

しかしやはり、できることなら可能性のある大学や学部の併願を希望する受験生が大半です。そのためここでは、大学受験では何校ぐらいを受験するのが現実的であり、どのような点を考慮すべきなのかについてまとめました。

私立大学受験のケース

まずは現在の私立大学受験における基本的な情報をご紹介します。

以前は1つの大学・学部を受験できる回数は1度だけでした。※推薦入試を除く。

しかし現在では、「一般入試」「センター利用」の2回、さらには大学・学部によっては、「全学部統一入試」「センター利用(前期・後期)」「一般入試」と、4回の受験チャンスがあります。

また受験料の負担を考慮しなくても良いのならば、「センター利用」「全学部統一入試」の場合、1回の受験で複数の学部へ併願が可能です。

センター利用の場合

ではセンター利用の場合、「出るだけ多くの大学・学部に出願すれば、それだけ合格して選択肢が増えるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこの考え方には落とし穴があります。センター試験自体は1度しか受けられないため、必然的に成績も1つ、です。そのためもしも同レベル、もしくは高レベルの大学ばかりに出願していた場合、「全て合格」か「全て不合格」という両極端な結果になる可能性が高いのです。

そこでセンター利用においてオススメしたいのが、併願受験する大学・学部のレベルを散らし、合格できそうな大学・学部数を増やすという方法。

もちろん合格しても通わないであろう、あまりに低いレベルの大学に出願する必要はありません。しかし第1志望の大学の他に、「第1志望よりもレベルが高く、無理かもしれないが、がんばれば受かるかもしれない大学」「第1志望よりも少しレベルは低いが、受かったら行きたい大学」「第1志望よりもレベルは低いが、ここだけ受かったら行くだろう大学」の3校(第1志望を合わせると4校)に出願するのが、安全策と言えます。

デスクに向かう学生

なお、センター利用の方が一般入試と比べて難易度は高くなります。そのため、受験料を考慮に入れるならば、センター利用は「第1志望」と「低いレベルの大学」に絞るという考え方もあります。

ただしここで言う「レベル」とは、偏差値だけではなく「ボーダー」が重要な要素になります。各大学・学部のその受験年のボーダーは、倍率によって多少上下します。しかし年によって大幅に変わることはほぼないため、前年度のボーダーをチェックして、受験する大学・学部のレベルを調整しましょう。

以上から、私立大学のみの受験の場合は5~6校に出願するのが現実的と言えます。

国公立大学志望者の私立大学受験のケース

国公立大学志望者のなかで、私立大学をすべり止めとして受験するケースもあるかと思います。その場合、一番簡単なのは、センターで私立大学も出願すること。これなら1度のセンター試験で複数の私立大学・学部を受けることができます。

すべり止め程度で考えているならば、私立大学へのセンター利用出願は2~3校で良いでしょう。

また注意したいのが、国公立大学の2次試験はセンター試験終了の1か月後。私立大学の試験はこの1か月内にあります。そのため、もしも私立大学のなかで第1志望と同じくらいに受験を望む私立大学があるのならば、第1志望の国公立大学受験の勉強を妨げない程度の、1~2校に抑えておきましょう。

したがって、国公立大学を第1志望として私立大学も受験する場合は、4~6校に出願するのが現実的と言えます。

金銭面で注意したいこと

ここで大学受験における、金銭面(経済面)での注意事項をご説明します。

先述したように、もしも受験料を考慮する必要がなければ、センター利用にすれば多くの大学に出願することができます。しかし現実的には難しいのではないでしょうか?

【受験料の目安】
センター試験:3教科以上1,8000円、2教科以下1,2000円
私立大学:約35,000円。医学系などは50,000円前後
国公立大学2次試験:約17,000円

また受験校が自宅から離れている場合は、試験ごとに交通費、宿泊費が必要になります。

さらには、「受験日」「合否発表日」「入学手続き締切日」の関係で、入学するかどうか不明なすべり止めの大学にまで入学金を収める必要がでてくるのです。入学金の多くは20~30万円。一度支払った入学金は、実際には入学しなくても返金されることはありません。

以上から、もしも複数の大学・学部を併願するとしても、「受験日」「合否発表日」「入学手続き締切日」を調べた上で、余分な入学金を支払うリスクを避けて(すべり止めの)受験校を選ぶことをおすすめします。

大学受験は厳選して

大学受験には金銭面の問題も大きく関係します。しかし当たり前ですが、その前に学力をしっかりとつけているかどうか、が最も重要です。

大学受験イメージ

併願できる大学・学部は「レベル×金銭面」で厳選した上で、第1志望の大学の受験対策を妨げない程度の数の大学を受験しましょう。

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